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【姿勢評価と分析〜なぜ姿勢は乱れるのか?〜スライド121・122 介入】

Shape-labで開催している「姿勢評価と分析〜なぜ姿勢は乱れるのか?」セミナーのスライドに解説文を加え、ご紹介しています。

スライド121

スライド122


姿勢を整えるトレーニング方法はいろいろとあると思いますが、ここでは「視覚」「前庭感覚」「体性感覚」に焦点をあて、介入方法を紹介していきます。


□スライド121・122


①視覚
・閉眼(両眼、片眼)
 →片足立ち

②前庭感覚
・頭部の向き
 →片足立ち、スクワット

③体性感覚
・足部の形状を変えスクワット
・接地面を変えスクワット
・バランスの限界を知る

①視覚
1)眼を開けた状態で片足立ちをしてみましょう。
 ・やりやすい脚でOK。
 ・上限30秒とします。

2)両眼を閉じた状態(閉眼)で片足立ちをしてみましょう。
 ・①と同じ脚で行います。
 ・片足立ちをしてから、眼を閉じます。

1と2を比較をして、どのような違いをあげてみましょう。
・片足で立っていられた時間は?
・バランスがくずれたのは?

さらに、右眼を閉じる・左眼を閉じるを試してみると、どちらの眼がやりやすいのか?やりづらいのか?を知ることができます。


②前庭感覚

□片足立ち

1)片足立ちをします。

2)頭部を右回旋・左回旋をさせます。

3)頭部を右側屈・左側屈をさせます。

4)頭部を屈曲・伸展させます。

2〜4の動作でバランスが崩れたのはどれでしたか?

2の場合、水平面の動作
3の場合、前額面の動作
4の場合、矢状面の動作

□スクワット

1)正面を向いた姿勢でスクワットを行います。
・フォームやスピードなどチェックします。

2)頭部を右回旋位した状態でスクワットを行います。
・1のスクワットと比較をして違いは何か?

3)同じように、頭部左回旋位、頭部右側屈位、頭部左側屈位、頭部伸展位、頭部屈曲位でスクワットを行います。すべてのスクワットにおいて、1と比較をしてみましょう。

トレーニングでは正面を向いて行うことが多いですが、スポーツにおいては様々な方向を向いて動作を行うことの方が多くなります。

例えば、野球の打撃、投手の投球、サッカー選手など

日頃のトレーニングにおいても、頭部を様々な方向へ向けて行わせることで、スポーツ動作に結びつけることできます。

③体性感覚

□接地面を変えてスクワット

*板や段差などを利用して行います。

・つま先接地でスクワット

・踵接地でスクワット

・内側接地でスクワット

・外側接地でスクワット

接地面を変えて行うスクワットでは、日頃どこに重心を置いているのか?を知ることができます。

例えば、日頃つま先重心の人は踵接地でのスクワットを行うことできません。
(人によっては立つだけでもバランスが取れない場合があります)

また、動作中は常に接地している部位に体重をかける必要があるため、動作を繰り返すことで重心位置を修正することも可能です。
(踵接地の場合、しゃがむ動作・立ち上がる動作、常に踵に対して垂直の圧力をかけることでバランスをとることができる)

□足部の形状を変えスクワット

・足部背屈位でスクワット

・足部底屈位でスクワット

・足部回外位でスクワット

・足部回内位でスクワット

足部の形状を変えて行うスクワットは、接地面を変えて行うスクワットより、荷重位置を強調したスクワットとなります。

足部の可動域により、代償動作がでる場合があります。
(足部回外位でのスクワットの場合、代償として膝関節が外側に開いてしまう)
足部以外の部位は通常のスクワットと同じ形状でできるように行いましょう。

【バリエーション】

②で行なった前庭感覚と組み合わせて行うことで難易度をあげることができます。

例:

右側を向いた姿勢で、踵接地スクワットなど

□バランスの限界を知る

両足・もしくは片足で行う

・前方へリーチ

・後方へリーチ
 →後屈をするような姿勢で行う

・右側へリーチ

・左側へリーチ

リーチ動作を行うことで、自分がどこまでバランスをとることができるのか?自分がバランスのとれる・とれない境界線を知ることができます。
また、日頃は自分が荷重しやすい方向にしか荷重をしていないので、すべての方向に荷重することで、正中を認識しやすくなります。
 
*リーチを行う際、対象物をおくことで、より機能が向上します。
 

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