見出し画像

瞑想って何?/05.ヴャーパーラ(活動)の種類

行いの方法は3分類。
①カーイカム・カルマ:肉体・言葉・考えを使った行い (例)儀式
②ヴァーチカム・カルマ:言葉・考えを使った行い (例)チャンティング
③マーナサム・カルマ:考えを使った行い (例)瞑想

行いの結果の2分類
Ⓐアドリシュタ・パラ:目には見えない結果
 (いつどんな形で返ってくるか分からない)
Ⓑドリシュタ・パラ:目に見える結果

ⒶとⒷの意味が分かりにくい?
では例です。
チャリティとして募金をしたとしましょう。
活動に共感できる団体を見つけて、3000円の寄付をしました。
・良いことをしたという満足感はⒷ
・財布からお金が減ったという事実もⒷ
・その団体の活動報告を見て、〇〇という国の△さんの助けとなった、もⒷ
 (その活動報告を見たのであればⒷ。見ていないのであればⒶ)
・あなたの活動を知って、あなたが知らないところで「私も寄付しよう」となった人がいればⒶ
・寄付を受けた人が「いつか恩返ししよう」を心に刻んだらⒶ
・その心に刻んだ人が他の日本人に優しくして、そんな優しさが巡り巡ってあなたに返ってきたならⒶ

恩恵とは、神が毎日与え続けるものではない。
恩恵は個人によって得られるもの。
今日誰が幸運の女神に恵まれるかは、神が決めることではない。
あなたの行いが決めるのです。
ただ、行いと結果のつながりの法則って複雑なので個人には見えない。
でも行いと結果がつながっているっていうことだけは分かる。

法則とはきまぐれではない。
法則はえこひいきしない。
あなたのした行いにふさわしい結果が一瞬一瞬、法則を通って返ってくる。
この法則を明らかにしたい? やめといた方がいい。
物理学、化学、生物学、心理学、、、人間がまだ解明しきっていない様々な法則が秩序としてこの世界は動いている。
まだ人間が解明していないものを「無い」と言い切れますか?

①のカーイカム・カルマは肉体・言葉・考えの3つを使うので、
②③よりも多くのⒶアドリシュタ・パラを生み出す。
「考える」だけよりも「体を使って動く」の方が結果をたくさん作る。
いっぱい行いをしたら、いっぱい結果が返ってくる。
いつ、どんな風に返ってくるかは把握できないけどね。
でも、何かが、いつか、返ってくる。
人を傷つけるよりも人にやさしくしておいた方がいい。
そういうこと。
(次回へ続く)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?