墓参りと家族

母方の実家に帰省した。

墓参りに行くのは毎年恒例。

これを蔑ろにしたくない。

先祖あっての私であること。

忘れてはならないと思うんだ。

墓参りをしたり、仏壇に手を合わせることで、私が先祖からパワーをもらえているような気になれる。

これだけの偉大な先祖たちが守ってくれている。背中を押してくれている。

そう思うだけで心が軽くなるし頑張れる。

だから私にとって決して疎かにしてはならないことなのだ。


今日墓参りをしていると、墓地に隣接する住宅から、女性の怒号が聞こえた。それも数十分ずっとだ。

声から推測するに若い人ではなさそうだった。

おそらく4.50代だろうか。

その地域一帯に響き渡るほどの怒号だった。

夫か子供か、あるいは認知症などを患っているご両親か。

誰に対しての怒りなのかまではわからなかった。

当然、それぞれ家庭の事情がある。

ただ、その一言で片付けれるほど容易な問題ではなさそうなほどの怒号だったのだ。

部外者である私が首を突っ込む話ではないのだが、

そのご家族が平穏に暮らせる日々が1日でも早く訪れることを願った。


家族の問題や在り方って色々あるのだなと今回の一件で思わされた。

こうして家族揃って墓参りに来ていることが、いかに幸せなことなのか身に染みてわかった。

そんなことを思うと急に、明日で最後の実家生活が寂しくなってきたのだった。

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