言葉のパワー

今、病院に来ている。母の診察に付き合うためだ。

病院という場所はやはり、いつ来てもいい気分はしないな。

せっかくの三連休。めんどくさくないと言ったら嘘になる。

ガキの頃はこうして母に連れてきてもらってた。

だから、今度は私が寄り添う番なのだ。

いつしか立場が逆転し、看病する側に。

なんだか感慨深い気持ち。

とりあえずコロナじゃないことを願うのみ。


母は名古屋の実家にいる時、いつも心配のLINEをよこした。

大丈夫だ、と言っても心配する。

23になっても1人の最愛の息子には変わりないということか。

埼玉に来た今回も、

仕事無理せず家でしっかり休みなさいよ

と心配された。

しかし、私が欲しいのはそんな労いの言葉では無く、ただただ背中を押す言葉だった。

「頑張れよ。お前ならできる。」

母から貰えるこの言葉がどれだけ心強いか。支えになるか。


言葉には、ものすごいパワーがある。

その言葉を言う人によって、パワーは増加したり半減したり。


自分も誰かの背中を押せるようになりたいな。

そのためにはまず、自分が頑張らないと。

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