【現代の駆け込み寺・高応寺】

“塀に外に咲くジャスミンの香りに導かれて門を入ると、薄緑色の葉っぱ、見事な大木、どこかで流れる水音が迎えてくれました。
東屋の緋色の敷物は、どうぞお座りくださいな、という無言のお誘いを感じます。”

気になっていた女性住職、酒井菜法さんとワクワクのご対面❤️

著書:「私はこんなはずじゃない、と思っているあなたへ」(主婦の友社)


埼玉県三郷市の高応寺をお父様から引き継いで、精力的に活動されています。
UCバークレー大で教鞭を取った先代住職に伴って、幼少期をアメリカで過ごした菜法さん。9才で得度(僧侶の第一歩)したものの、進学、仕事、結婚、出産をしながら、誰もが体験する葛藤や挫折を味わいました。

「女性の視点が大切」と一念発起、2015年に住職となりました。3人のお子さんのママの決意は並々ならぬものだったでしょう。幼いお子さんが剃髪を手伝ってくれたそうで、泣けました。💦
「偉大な父には及ばない」と言うけれど、その“普通な感覚”の菜法さんだからこそ出来る草の根活動をされています。
本来、お寺は地元に根差した、誰でも気軽に相談に来たり交流できる場所。
そんな想いから「駆け込み寺」として開放しています。
特に、誰にも頼れない女性や子供、がん患者と家族のサポートに力を入れています。
緩和ケア病棟での活動は、私が母のホスピスを探していた頃に尋ねた施設がキリスト教系だった事に通じると思いました。

仏教業界(!?)も女性はまだまだ少数派で、同じ女性僧侶でも、新しい活動への批判や無理解があるそうで、どこの世界も同じだなあ~と感じました。
私は無宗教、無所属が好きですが、菜法さんも日蓮宗という枠を越えて多宗派との交流し、開かれたお寺を目指しています。
美人で凛として、等身大の素敵な菜法住職との会話は楽しくて楽しくて、10分ほどの約束が、1時間も話し込んでしまい、誕生日プレゼントに著書まで頂いてしまい感激でした😋

宗派や知識より大切な、本来のお寺の在り方を体現している酒井菜法住職。同じ目線で、素の人間のまま関わってくれる素晴らしい方でした。 お会いできて本当に良かった。
 
龍神様が優しく見守る見事なお庭、優しい線香の芳香、穏やかな空間は本当にホッとします。お近くの方々、是非お立ち寄りくださいませ。

がんカフェは無料。
他も低料金かお布施で参加できます。
●毎朝5時半 暁天座禅 6時 お経 
●第1、第3 金曜日 10時~11時 女性限定ヨガ(子連れOK)
●第2、第4 火曜日 10時~11時半 笑いヨガ、ヨーガ療法
●第4 土曜日 14時~16時 がんカフェ
●第1、第3 金曜日 15時~18時 書道教室→満員?要確認

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