「美声」な「美人」の側にいたい。
昨日に引き続き、北海道に来ています。
もちろん、大風邪を引いたままでございます。
幾分、楽にはなったのですが、未だに駅ビルのお惣菜広告を見るだけでマーライオンよろしく吐瀉物のハイドロポンプを放出しそうになります。
そんなかわいそうなシャニカマ。
同情と金と愛を欲するシャニカマ。
安達祐実よりは永作博美派なシャニカマは、旭山動物園に行きました。
ただ、今回動物園の話をする気は一切ありません。
もっと大きな発見と感動があったのです。
移動は札幌から動物園まで直通の定期観光バス。
片道2.5時間近くかけて北海道の原野を駆け抜けていきます。
朝の9:00に出発したのですが、食欲は皆無。
なんとか胃に物を入れようとおしゃぶり昆布「梅」をひたすらねぶっていました。
すると大塚寧々似の添乗員がガイドを始めます。
「この北海道は人口が540万人デェ〜」
「動物園ではもぐもぐタイムが実施されマァス」
「ホッキョクグマはパンフレットよりも、イキィイキィしており」
抑揚のつけ方が性に合わず、聞いているだけで三半規管が大混乱。
このまま聞いていると錯乱状態でペンギンの散歩を襲撃しかねません。
緊急避難として音楽を聴くことにしました。
(ちなみにその添乗員は帰りのバスで「うさぎの卵は白?黒?」という謎のクイズを突如出題し、「正解は卵じゃありません」というクソみたいな回答だったので私の直感は当たっていました)
全曲シャッフルで聴いていると、とても癒される曲がありました。
「揺れる想い/ZARD」です。
揺れる想い 体中感じて
このまま ずっと側にいたい
この部分を聴いているだけで、なんとも幸せな心地になる。
風邪がどんどん緩和されていくような。
もしくは隔離病棟で安らかに死に近づいているような。
そんな感覚です。
なぜ、この曲なのか?
この感情は何なのか?
考えてみると、1つの答えが出たのです。
「坂井泉水さんが超タイプだから」
風邪で意識が朦朧としていると、現実世界は虚ろに見えます。
一方で妄想や幻影はハッキリと見えるみたいで。
シートに横たわりながら天国から坂井さんが膝枕をしてくれていて、子守唄を歌ってくれているような感覚に陥ることができたのです。
特に「ずっと側にいたい」のフレーズがたまりません。
側にいてほしい、側に行きたい。
三途の川や…。
タツジイの気持ちがよくわかります。
そんな感覚でした。
精神病棟に連れ込まれそうな発言を散々した気がしますが、それはさておき。
やはり歌手だろうが、顔ってとても大事ですよね。
それだけ言いたかったんです。
「あの歌手は顔だけだ」なんて揶揄される人もいます。
顔だけでも十分じゃないですか。
今なら北京五輪で美少女に口パクさせた委員会にもあっぱれです。
ちなみに帰りは「水曜どうでしょう」を子守唄にしました。
それはそれでよく眠れました。
サポートされたお金は恵まれない無職の肥やしとなり、胃に吸収され、腸に吸収され、贅肉となり、いつか天命を受けたかのようにダイエットされて無くなります。