屁ッセイタイトル2のコピー__25_

Is time money?

大人って何だろう。

それは「時間に追われている人」のことを指す気がします。
分刻みのスケジュールとかよく言いますが、子供でそんな奴見たことありません。もしいるとするならソイツは「大人」です。

やはり社会に出ると自分の時間を売って生計を立てるようになるので、時間に追われ始めるのだと思います。
それに子供の頃は時間が経つだけで身体が成長していきましたから、時間に追い抜かれるという感覚も生まれないのかもしれません。

弊社は「大人」の巣窟です。
私はしがない奴隷の身なので大して忙しくもないのですが、花岡さん、山根さんはそれこそ分刻みのスケジュールです。

そして、今日はどうしても花岡さんと山根さんに確認しなければならない事案がありました。

「今日はアレを確認したいんですが…」
「んー、時間ないからランチしながらかな」

そんな状態です。
そして12:30からの1時間だけお時間をいただくことができ、とある案件の進め方をすり合わせる大事なランチミーティングが始まりました。

「花岡さん、とりあえず●●の件から共有していただけますか?」
「ん?あ、山根さんドラクエやってるん?

ドラクエ…。

「山根さん、仕事しましょ…?」
「うわ、レベル上がった」

レベル…。

「一応、仕事の時間なんですから!」
「いやでもさ、経験値って大事でしょ?

…。


そして、結局貴重な15分間をドラクエに奪われてしまいました。
ドラクエコノヤロウ。

そして、美味しいカレーライスが運ばれ、やっと食べながらミーティングが始まります。カレーのスプーンがスマホを剥ぎ取ってくれたから会議が始まっただけで、カレーが無かったらあと15分は続いていたことでしょう。

でも既に12:45です。
議題が終わらなかったらマズイ。

しかし、そんな奴隷の浅はかな計算に基づいた危惧はあっさりと打ち砕かれます。

「まず、〇〇に聞いたんですけど、××とも△△とも既に話は進めていて、ほぼやることは決まっているんですよ。だから後は〜して…」

既に自分が与り知らないところで案件は順調に進んでおり、花岡さんからの説明はものの20分程度で終わってしまいました。
あと25分はドラクエしてても大丈夫だった、と。

その後は私が「これって大丈夫ですか?」とか「あれどうしたらいいでしょう」と聞く時間が20分ほどあったので結局40分ほどの会議でした。
山根さんと花岡さんだけなら阿吽の呼吸で2分もかからず終わった話なのでしょう。

シャニカマだから、40分必要だった。
山根さんとなら20倍の案件が進められたことでしょう。
これを売上に換算するとトンデモナイ数字になるはずですね。

「時は金なり」と言いますが。
「人は金なり」の方が本質的なのかもしれません。

まあ、山根さんは私の20倍以上のお金を貰っているのかもしれませんけどね。

サポートされたお金は恵まれない無職の肥やしとなり、胃に吸収され、腸に吸収され、贅肉となり、いつか天命を受けたかのようにダイエットされて無くなります。