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2019年中国オンライン動画研究報告書発表 | 中国スタートアップ

5月27日、成都で行われたカンファレンスで、2019年中国オンライン動画研究報告書が発表された。

オンライン動画サービスのユーザー数は7.25億人に達した。

オンライン動画コンテンツの市場規模は約3兆円(1,871.3億元)であり、中でもショート動画の市場規模は前年比で744.7%増加した。

中国における総合動画プラットフォームのTOP3はiQiyi、テンセントビデオ、Youkuであり、この3つが80.2%のシェアを奪っている。

オンライン動画コンテンツに課金するユーザーが増加している。全体の収益に対し、広告収入が占める比率は年々下がっており、コンテンツ課金による収入の比率が上がっている。

ショート動画ユーザー数は6.48億人であり、半年間で5,395万人増加している。

中国におけるショート動画プラットフォームのTOP2はTikTokと快手であり、この2つが54.2%のシェアを獲得している。総合動画プラットフォームはiQiyi、テンセントビデオ、Youkuの3つが大きなシェアを奪っているが、ショート動画プラットフォームではまだそのような状態にはなっていない。

ライブ配信のユーザーは3.97億人であり、前年と比べて2,533万人減少した。

中国におけるライブ配信プラットフォームのTOP3は、斗鱼直播、虎牙直播、YYの3つである。

中国インターネットユーザーは、1日に5.69時間インターネットを使用しており、そのうち20分間ショート動画を視聴している。

ユーザーによる1日の総合動画とショート動画の視聴時間は、ショート動画が上回った。

TikTokなどのショート動画プラットフォームの登場により、オンライン動画市場にも変革が起きている。現在の市場規模はまだ総合動画>ライブ配信>ショート動画の順で大きくなっているが、逆転する日も近いであろう。