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面倒くさがりの「ラクラク投資戦略」

この前、FIRE(経済的自立・早期退職)の記事を書いたのだが、結構色んな人が読んでくれたみたいなので、今回はそれに関連する話。

大学に進学する直前に、父に「投資始めた方が良いよ」と言われたのだが、難しそうだし、調べるの面倒だしと言い訳してなかなか始めなかった。結局、父に教わりながら2016年から投資を始めたのだが、それが意外と楽しいので今では結構詳しい方だと思う。

しかし面倒臭がりなのは昔と変わらない。

そんな僕の株式投資戦略を公開したい。

まず、投資は長期的なものだということを覚えておこう。1年や2年ではなく、投資したら5~10年以上は売らないと自分に約束しよう。今年の3月に株価が暴落したが、「あ~。下がっちゃったけど、数年経てば回復するっしょ~」みたいな感じで投資すると良い。不安なら債権の割合を増やせばリスクを減らせるが、そこまで話していると長くなるので今回は割愛。

ポートフォリオを見て一喜一憂しないことが大切。10年たったら全然大丈夫の確率が高いからだ。

成功するには、できるだけ早い段階で、定期的に、安く、世界全体に投資する。

どういうことか、一つ一つ解説していこう。

「できるだけ早い段階で」

「今、この株が買い時だよ!」など、タイミングを見計らって投資するのはダメ。「いつ」ではなく、「どれくらいの期間」投資していたかが重要だ。株価が下がるのを見計らって投資するより、10年前からコツコツ投資したもん勝ち。下がるまで待つより今すぐ投資する方が良い。

「定期的に」

「下がったらまた買おう」ではなく、「毎月この日に投資しよう」など定期的に行った方が良い。これをドルコスト平均法という。値段の上がり下がりがあるから、「毎月10日に、何があっても投資する」という自制心が必要。

「安く」

日本ではNISA(ニーサ)など、税金がかからない口座を使って節税できるし、インデックスファンド手数料が安い。せっかくお金が増えても手数料や税金が掛かったらもったいない話だ(NISAは毎年入れられる金額が決まっているからそこらへんはご自分で調べてください)。

「世界全体に」

さて、何に投資したらいいのか分からないという場合、世界全体にまとめて投資できるインデックスファンドがオススメ。どこの国が一番成長するか未来は予測できないなら、全世界にまんべんなく投資しておけばうまく行く。長期的に投資するからバランスを重視するのだ。

全世界型のインデックスファンドなら1つのファンドで世界全体をカバーでき、手数料が安いので毎月そのファンドを買い続ければ良いだけ。らくちん。

例えば楽天証券だと投資信託検索の「ファンドタイプ」でインデックス型を絞り込める。安い投資信託ばかりが出てくる。次に、「資産タイプ」で海外株式を選択。手数料タブに移動し、手数料が一番安い順に並べ替える。

タイトルを見てみると、米国株式、先進国株式、全世界などが出てくる。世界全体に投資したいから「全世界」と書かれているものを見てみよう。今回のサーチではSBI・全世界株式インデックス・ファンドが出てきた。このファンドの中身が知りたい。楽天証券のサイトにはあまり役に立つデータが見つからないのでファンド名をググってみる。SBIのホームページが出てきた。資産構成のタブを見てみると、北米の資産が54%だということが分かるが詳しいことは書かれていない。きちんと情報を公開してもらいたいものだ。

まあ、このような流れで世界全体を網羅できるファンドが見つかれば、それに投資するのが良い。

イギリス在住の僕の場合

NISAではなくISAなどの口座で同じような方法で選んだファンドに毎月20日にどんどん投資している。よくわからず投資していた数年前は他のファンドにも入れていたが、現在はバンガードの先進国ファンド(Vanguard FTSE Developed World ex-U.K. Equity Index Fund GBP Acc)に入れまくっている。このファンドの手数料は0.14%。先進国にまんべんなく投資できている。今やり直すとしたら全世界のファンドを選ぶだろうが、すでに先進国ファンドを積み立ててるから今後も続けるつもりだ。

※この記事はアドバイスではありません。自己責任でお願いします。

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