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【紀行】サーカス小屋に入る


①済州島

その昔、韓国の済州島に旅行に行ったときのことでした。

ガイドは日本語の話せる韓国人の男性でした。

2日目だったか、待ち合わせの時間に数十分遅れてガイドがきました。

旅行会社に電話すると、「車の調子が悪くて」遅れますとのことでしたが、

このガイドの人は正直に「昨日飲みすぎて、寝坊しました」と理由を説明してくれました。

そこで、「遅刻のお詫びにあるところに連れていってあげます」と予定外の場所に連れていかれることになりました。

まず、山の上にある馬乗り場に行きました。 馬を管理しているのは、出稼ぎのモンゴル人で、日本語はもちろん、英語も話せず、説明もない超テキトーに馬に乗せられました。こんな雑な乗せ方は、日本ではありえないと思いました。

②サーカス小屋

次に連れて行ってもらったのが、大きなパオみたいなところでした。

観客席があり、壁には巨大なチンギスハンの絵が飾ってありました。

円の形の柵が中央にあり、土が敷いてあり、そこで何やらショーがはじまるようでした。

まもなく、ジンギスカンの曲(小学校時代のダンス曲、西ドイツの曲)が流れ始め、馬に乗った人たちがあらわれました。全員モンゴル人のようでした。

ところどころ話を解説するMCの女性がいて、韓国語なので、何を言っているのかわからないのですが、悪役女性プロレスラーのような恰好で、ときに叫んだりして、理解に苦しみました。

話はチンギスハーン時代のもののようで、少女もでてきますが、モヒカンというか時代劇というか、両サイドの髪の毛を全部剃られた髪型で、かわいそうにと思いました。

ショーの最後は、みんなで馬乗って、グルグル走りまくって、馬糞くさい中、悪役レスラーも何度も叫び、終わりました。

③まとめ

この旅行で何か所か訪れた世界遺産やら、食事やら、韓流ドラマロケ地やらよりも、この謎のサーカス軍団が最も印象に残りました。

10年以上たった今でも僕の中では、済州島イコールモンゴル人の馬サーカス軍団が鮮明に記憶に残っています。




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