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読書感想文 #42 『すずめの戸締まり』

みなさんこんばんは。いかがお過ごしでしょうか。

ワールドカップ日本代表の深夜のゲーム以降、2日連続外部研修だったので、きつかったのですが、ようやく終わりました。

今日は読書感想文を久しぶりに。映画でもおなじみ。

すずめの戸締まり

新海誠 著

映画「君の名は」は観たことありますが、「天気の子」は観ておらず、今回は新海誠さんの最新作の映画の小説を読んでみました。

概要

九州の静かな港町で叔母と暮らす17歳の少女、岩戸鈴芽。
ある日の登校中、美しい青年とすれ違った鈴芽は、「扉を探してるんだ」という彼を追って、山中の廃墟へと辿りつく。
しかしそこにあったのは、崩壊から取り残されたように、ぽつんとたたずむ古ぼけた白い扉だけ。
何かに引き寄せられるように、鈴芽はその扉に手を伸ばすが……。

やがて、日本各地で次々に開き始める扉。
その向こう側からは災いが訪れてしまうため、開いた扉は閉めなければいけないのだという。
―――星と、夕陽と、朝の空と。
迷い込んだその場所には、すべての時間が溶けあったような、空があった―――

不思議な扉に導かれ、すずめの“戸締まりの旅”がはじまる。
新海誠監督が自ら執筆した、原作小説!

感想
詳細を下手に書くとネタバレになりかねないので、難しいところですが、新海誠監督の細かい描写にはさすがと思いました。タイトルの中のワードで戸締まりっていうのも、一見自宅とかの話と思いますが、実際は予想外のものでした。

ボクも小説を書きますが、どうやったらこのような描写ができるのだろう、と情景が躍動感溢れて想像できるような感じがしました。他の作品でもそうでしたが、昔の風習というか習わしというか、そういうのもよく調べて表現されていて、そのノスタルジックさと現代を融合させるのも面白いところであります。

純粋な鈴芽のひたむきさにハラハラしながら、応援したくなります。脇役というか周りの人間や動物も個性豊かで、どこか親しみを感じます。映画ならば、映像があり、音楽があり、いろんなしかけでそれらを大きくして、迫力のあるものになっているのではないかと推測します。


小説と映画を見比べてみるのも面白いかもしれませんね。




それではまた。

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