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どっちが幸せなプロ人生だったのか

みなさんこんばんは。いかがお過ごしでしょうか。

土曜日でしたが、午前、午後と通院で時間を費やしたので、あまり休日の感じがしませんでした。


さて、今日は二人の野球選手の成績を比較してみます。

① イチロー

在籍27年 4367安打 MVP 日本3回 メジャー 1回 新人王

リーグ優勝2回 日本一 1回

メジャーのポストシーズンは2001年と2012年の2回のみ

ワールドシリーズ出場なし

WBC優勝 2006、2009


② 稲葉篤紀

在籍20年 2167安打

リーグ優勝7回 日本一4回

WBC優勝 2006、2009


イチローさんの個人成績は誰しもが認めるもので神の領域なので、今後記録を破る選手が数十年といないことは間違いありません。

しかしながら、チームの優勝に縁が全然なかったというのも事実です。

WBCで日本代表としては2度なっていますが、所属チームでは、オリックスでに日本一に1回なったのが唯一のチャンピオン経験です。

一方比較対象として、高卒でプロに入ったイチローさんとは異なり、大学からプロに入った稲葉篤紀さんは、プロ在籍はイチローさんより7年短く、メジャーでもプレーしていませんが、ヤクルトと日本ハムで併せてリーグ優勝7回、日本一4回と非常に恵まれた経験をしています。

イチローさんの優勝無縁の一つの理由としては長くプレーしたマリナーズが入団1年目は強かったものの、その後どんどん弱くなり、優勝と無縁のチームで孤軍奮闘するという時期がかなりあったからでしょう。

その後ヤンキースに移籍したこともあったものの、ワールドシリーズまでは進めませんでした。


いつまでも歴史的な記録で後世に語り継がれることは間違いないのですが、野球がチームスポーツであり、日本であれ米国であれ優勝決定戦で勝った経験というのは、記録に変えられない気がします。

何よりも本人が1年かけて最後まで勝ち続けてチャンピオンになったチームの一員で貢献できたというのが幸せな気持ちに違いないでしょう。

稲葉さんがその後、侍ジャパンの監督となり、東京五輪で金メダルに導いたのは、選手時代の個人の成績だけでなく、多くの優勝経験があり、チームとして修羅場をくぐってきたというのもあるような気がします。

ですので、マスコミはあまり選手の個人成績にフォーカスし過ぎないことも大事な気がします。今年大活躍した二刀流の選手とかにも。


それではまた。

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