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29歳の問題

中国語には、「三十而立」という諺がある。

その意味は、「三十にして立つ」ということで、転じてしっかりとした

大人になるとのことだ。

まさにこれから私が迎える歳なのだ。

すごいタイミングで『29歳問題』という香港の映画を見た。

主人公の林さんはバリバリのキャリアウーマンで、美人で仕事もできて、長い間付き合っている彼氏もいて、順風満帆に過ごしてきた人生のはずだが...急に色んな挫折が波のようにやってきて、今までの人生とはガラッと変わってしまった。大家さんの決め事で、ずっと住んでいたアパートから出なきゃいけないところ、自分と同い年の女子のアパートに一ヶ月だけ泊まれる場所が見つかった。そこで、自分とは真逆な女子、黄さんの日記があった。その日記を読んで、今までの人生について考え直すことになった、というあらすじ。

映画を見ながら、所々思わずに自分と重ねてしまった。

朝起きて、化粧水からの美容液からのクリームからのシワシミチェックとか

高いスキンケアに手を出すとか

友達から結婚式のお誘いだとか、

彼氏への婚約催促とか(ゼクハラ的な?笑)

仕事がうまくいかずにイライラしているところとか....

また体重が増えたら...

健康には気を付ける。今までいっぱい甘いもの食べれたのに、今は果物ちょっぴとだけつまむとか、冷たいフローズンは飲めずにいつも温かいお茶を魔法瓶に入れて持ち歩くとか、こういう現象が知らず知らずに起きているものの、自分は自覚なしで過ごしてしまう。

切ないね。

そして、妙に色々心配してくる。

本当に29歳この絶妙な年に全部やってくるよね。

今年で結婚できなかったら...

子供産めるのかな...とか?

女は年を重ねると、価値が下がってしまうという世間一般論ですが、

果たして本当にそうなのでしょうか?

んー正直私はそう思うんだ。

なぜならば、生理的構造にはそうなっているから?

でもそれを乗り越える方法もあるんだ!

それは、年を重ねていくとともに得た経験と知恵だと思うんだ。

そして、何よりブレない強い芯。

林さんは自分のことを気に入ってくれた女性社長に「仕事をやめる」と伝えた時、社長との会話。

林「それであなたは愛より仕事を選んだ?」

社長「人それぞれ優先順位がある。選択には対償も伴う。肝心なのは選択後、選んだものに100%打ち込むのか」

林「でも忙しすぎると、初心を忘れませんか?」

社長「私は何事もやり抜く女なの。最善を尽くして結果が悪くても後悔しない。シンプルで楽しいわよ。人は年を重ねると気づく、経験は宝だ」

この話を100回ぐらいに自分に言い聞かせたい。

人は一日35000回の選択をしていると言われている。この理屈でいくと、この年で何回選択したのかも数え切れない。そんな小さな選択は置いといて、人生のターニングポイントにおいて、ちゃんと選択できたのかと自分に問いかけてみたら、そうでもないなと速攻答えが出た。笑。

たまに自分に逆の質問をしてみるものだ。

「もしあの時、日本語勉強しなかったら?」

「もし日本に留学しなかったら」

「もし留学が終わって中国に帰ったら」

どうなるのか?

とたまに考えたりして。

でもきっと全ての選択は正しいと思う。

いや、その自分が選んだ道を悔いのないように走り続けていくんだ。

女子はよく占いとか行くかと思うが、(もちろん私も占いに行ったことがある)でも自分の手をみつめたら、そんなにたくさん自分の運命を表す線が走っているけど、手を握ったら、全ての運命が私たちの手に握ってるんだなと思った。だから自分の将来、自分の未来を作り出すのも自分だなと。

あとは、やり抜けるかどうかの問題だ。

やり抜く人がとても羨ましい。というのも、今まで人生において、何度か重要なターニングポイントで妥協してしまったことがある。

「80点ぐらいでいいや」と思ってしまう自分がいる。

でも一つだけ確信しているのがある。

いつやり直しても遅くない。

どんな時代でも英雄はいるし、チャンスもある。

そんなの導いてくれるのも自分。

だから、これから30歳になってもきっと遅くない。笑。

いや、私は本気だ。

今は、Youtubeを頑張るってことかな。

何より人に役に立つこと、人に価値のあるコンテンツを提供し続けたいんだ!(ちょっとこういうのいうの恥ずかしいな。笑)

頑張る!!

映画の中で、黄さんが願いを叶えて、やっと行けた旅先のパリから自分の彼氏に送った葉書には

こう書いた。

「歳は関係ない。毎日は命のカウントダウン。残された時間に、やりたいことをして、行きたいところへ行く。一番大切なのは、楽しかったことを覚えておくこと。だって人生は思い通りにいかない。でも受け止め方だけは自分で決められる。」

Be a dreamer.

つづく。





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