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市で1カ月に産まれたのが僕の娘だけだった件

こんにちは、仙北市地域おこし協力隊のこちひらです。
仙北市は昨日から雨模様。全国各地で土砂災害の報道があるので、僕も緊急時の避難についてはあまりシミュレーションできていないので鉢巻きの締め直しが必要ですね。

さて、仙北市では毎月2回全戸配布される広報紙があります。
1日号には二月前に産まれた赤ちゃんと亡くなられた方のお悔み欄があります。
衝撃でした。

5月に産まれた赤ちゃんが僕の娘ONLY

1ヶ月の「市」の規模の自治体で「1人」。

これまで赤ちゃんの数1桁台は当たり前だったのですが、さすがに1の数字はビビりました。

ここまで少子化が進んでいると怖いですね。
こうなると、小学校上がる頃には学校登校もなく、オンラインで市内の同級生と授業を受け、集まるのは月に数回。
なんてシナリオすら想像してしまいます(それはそれでいいのか!?)

でもリアルにおいて、身近に同級生がいない、同世代の友達がいない、話し相手はおじいちゃんおばあちゃんだけ。
という環境が娘にとって良いとはどうしても思えません。

僕は田舎での子育てには実はとても前向きです。
子どもの自由な発想を妨げる要因も少なく、学びの素材が多いと思っています。
リアルな生きた図鑑が身の回りにたくさんあるし、歩く百科事典に形容できる人生の先輩方もたくさんいます。
田舎のプラスの側面を残したつつ、大きすぎるマイナス面をどう改善していくか、できることを模索中です。

ちなみに僕の肌感覚ですが、面白い田舎として取り上げられる地域の多くは面白い教育も実践しているように感じます。

公教育にさらに投資し、担える範囲を押し広げていく方法もありますが、僕は民間が公教育に参入できる「余地」を作るほうがよっぽど良いと思っています。
もっと言うと、地域住民や大学生や他自治体の子どもたちや外国人や都会の企業人など、ジャンル問わず混ぜこぜにし良い意味で「カオス」な状態を作れたらきっと楽しい。

これも肌感な意見ですが、面白い教育を目指すほど多様性に富んでいないといけないと思っています。
仙北市は日本・世界各地から人が訪れる場所ですので秋田で一番多様性を生み出せる条件が整っているのではないでしょうか。

仙北市の教育現場にはまだ関われていませんが、これから仙北市で育つ娘が「この田舎で育ってよかった!」と思える場所にしていきたいです。
がんばろがんばろ!

おわり

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