天地とつながる身体

魂は生と死をめぐる循環

ちっぽけな自我を脱ぎ捨てて
魂の声を聴く

この肉体は今回の生の器ではあるけれど
それも魂の一部を織りなす
大いなる世界とつながる媒体である

病や苦しみ 老いや障害 
それもこの生の大切な一部
等しく与えられる体験

ミクロでもありマクロでもあるこの生命を
大きなところに投げ出し
それを俯瞰してみる

魂の求めること
するべきことは
この身体の中にそのヒントをがある
ほんの小さな兆しを見逃さず
それを受け取ること
そして差し出すことで
自然や様々な生物との循環が生まれるのだ

天も地も常に私たちに与え続けてくれていることを
決して忘れてはならない

与えられていることに気づける
身体の感受性を取り戻す
素直に受け取るまっさらなこころを持つ

全てを持って生まれてきて
死ぬその日まで可能性を持った身体を
我々は持っている
不自由の中にこそ自由への道が隠されている

生には限りがある
病や老いや障害があろうとも
それをも享受すること
儚いものだからこそ
死をよき隣人にして
今回の生をよく生きること

その手がかりを得て
それぞれが
そして場そのものが
一つの交響曲を生み出すのだろう


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