なぜかふと書きたくなった、好きな作家のお話
もうすぐは~るですねぇ、ちょっと残業してみませんか~💛
今日も元気に体内消毒🍺、日本を下支えする名もなき企業戦士、Shallowです。
今更ですが、私はお酒が好きです。
思えば、大学に入学してお酒を飲み始めた●●歳のあの日(どの日だ?)から今日にいたるまで、休肝日なんて生っちょろいものをとったのは0.01%未満でしょう。
なぜお酒がそこまで好きなのか。
勿論、体質的なものが大きいと思ってます。
自慢ではない(いやはっきり申し上げましょう、自慢な)のですが!、私のアルコール分解酵素は中々に強靭です。
どんなに飲んでも二日酔いになることは殆どなく、いつでも丁度良い、楽しくなる位の酔い加減を維持することが出来ます。
ですがそれ以外にも、振り返ると少年時代に読んでドはまりした、ある作家さんの影響を大いに受けている気がします。
その作家さんとは、中島らもさんです。
一定以上の年代の方にとっては、言わずと知れた著名人かと思います。
残念ながら2004年に亡くなっておりますが、作家業のみならずミュージシャン、劇団主催者等、多くの分野でマルチに活躍された才能の塊のような方です。
私はこの方の綴るエッセイが大好きでした。
中学生の頃に本棚で手に取ってその面白さに衝撃を受けて以来、学生時代を通して何年間も、中島らもさんのエッセイを読み更けていました。
この方の書くエッセイの魅力は、作者が持つジャンルを問わない膨大な知識と鋭い洞察力、そして唯一無二の感受性を文章を通して伺い知ることが出来る事にあると思います。
印象的な一節です。
何年も前に読んで衝撃を受け、未だに覚えているのですが、この方は夜空を「空一面に広がった悠久の過去」と称していました。
曰く、夜空に光る星は発せられてから幾千万の時間を経て目に届いています。そのため、当然、夜空は人の一生を刹那にするような時間的スケールで、悠久の過去を映し出しているわけです。
そんなはっとするような事が、何だか少しアンニュイな文体で語られます。
当時中学生だった私はしみじみ思いました。
「かっけぇ…」と
そんな中島らもさんと言えば、やはり「酒」に関するエピソードは外せないのではないでしょうか。エッセイの随所随所から大酒飲みであったことが伝わってきます。
現にご自身もアルコール依存症を患い入院されていますが、その際の体験をもとに、作品を発表し、賞を受賞されています。
古代中国の希代の詩人、酒仙とも称された李白は、ひょっとしたら彼のような方だったのでは、と勝手に思ってます。
なので?私にとってお酒は、子どもの頃から「何か不思議な力のある液体」として映っている節があります。「あんなすごい人の創作の原動力」だったんだと。
ですが残念なことに、この方はお酒が遠因で亡くなったとの事です。
まだご存命でしたらきっともっと面白い本が読めたのに、とファンとして惜しい限りです。
やはり、お酒はほどほど、適量を楽しみましょう。
特に日中から飲んだらダメ、絶対!(自戒の念)
桜の季節がもうすぐ来ます。
送別会、花見、歓迎会。どうか皆様も適度な飲酒をお楽しみくださいね。
ではでは~
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