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「初期費用」のかからないネットショップ構築を初心者目線で比較してみた。【yahooとBASE】

2019年6月6日現在

タイトルにカッコよく「構築」なんて書いてみましたが、正確に言うと設定でしょうか。
これから商売をしていく上で必ずと言っていいほど選択肢に上がってくるネットショップ。

資本のある企業や個人の場合は初期投資をしてサイト構築や広告などを打つ方法が有効かもしれませんが、そうでない人たちのほうが多いのが現実ではないでしょうか?

その一人として、パソコンも得意ではなく、人に聞いたり実践したりを繰り返しながら試行錯誤してきた私の経験を元に書かせていただく内容です。
専門家やベテランの方から見れば「おいおい・・・」という内容かもしれなませんが、これからという方は必ずぶつかったり悩んだりするところだと思うので参考になればと思います。

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さて、
ネットショップを構築するに当たって、利用サイトは様々です。

検討するときに考える最初の分かれ道は大きく分けると、

・自社EC
・モール出店

の2つがあるかと思います。

あくまで大きく分けていますので細かく分ければ様々でしょう。

まずは自社EC。
これはモール等に頼らず、カート機能を取り入れた販売システムを自社独自で運営する方法です。
自社ECサイトは、集客を自分達でやらないといけないので、見つけてもらったり認知してもらうのに苦労が耐えません。その代り、販売やブランディングを主体的に行なう事が可能です。

次にモール出店。
モール型ECサイトは、様々な企業が集まったインターネット上のショッピングモールだと思ってください。メリットとしては高い集客力です。有名ECモールの存在は広く知られているので、お客様がたくさん訪れます。その代り独自性が出しづらかったり、価格競争になったり、数あるshopの中で埋もれてしまうケースもよくあります。※楽天、アマゾン、yahoo

僕も最初に聞いたときはなんとなく理解してるつもりでも、実際は

ナンノコッチャ?

という状態でした。
私なりにわかりやすく2つを比較して表現するなら、

自社EC→路地裏の隠れた名店。
モール→イオンのテナント出店。

といったイメージです。

どっちを取るかは色々な要素がありますし、もちろん両方やってみるという選択肢もあるでしょう。

私は、初期投資できるほどのお金も無く、ギャンブルする決断もできなかったですし、自社商品のブランディングを考えた時のメリットデメリットを考えるてめちゃくちゃ悩んでいました。

そこで最初に挑戦したのが、

BASEです。

これは、無料で、しかも数分shopが完成してしまうという画期的なサービスです。

実際挑戦してみた結果、マジで簡単。

テンプレートに満足しないケースもあるかと思いますが、
お気に入りのテンプレートがあれば有料で購入することも出来ます。

パソコンが使えるのが当たり前の世の中にあっても、
〇〇構築とか、HTML編集?なんてわからない方も多いかと思いますが、BASEではその心配がありません。

なので、「立ち上げる」といった意味ではやりやすく、初心者でも手軽にチャレンジできます。

構築に関しては無料ですが、実際に物が売れた際には手数料として7%弱が引かれるというのは認識しておく必要があります。
※売れてない状況でかかる費用は一切なし

初期機能で足りない場合も「app」追加によってバージョンアップしていくことも可能です。

これはカート機能を提供して自社で運営プロモーションをしていく部類に当たるので、私は「自社EC」のカテゴリとして位置づけています。

ですので、作っただけではまず売れません。
正直私も作ってから何ヶ月も売れませんでした。

様々なプランがあって価格には幅があるのでしょうが、
楽天アマゾンのように初期費用やランニングコストがかかる物に手を出せない初心者なら、ネットショップに慣れる入り口としては十分な性能を持っています。

地道な発信や露出を増やしていくに連れて売上もついてくるようになりましたが、簡単ではないことを実感しました。

ですが、2018年にyahooが動きました。

それまでは、楽天やアマゾンと同じように初期費用やランニングコストが必要だったものを無料にしたんです。

かかる費用は、商品が売れたときに発生する、

カード決済料3.24%
ポイントの割当約2.5%
アフィリエイト経由約1.3%
※あくまでおおよそです

計約8%くらいです。※あくまで、あくまでおおよそです。

巨大モール等には及ばないまでも近年業績も伸ばしているようで、
このコストでモール出店が出来るというのは大きな魅力です。

先に書きましたが、

・独自性が出しづい
・価格競争になる可能性
・数あるshopの中で埋もれてしまう
・ブランディングには不利になるのではないだろうか

といった不安は少なからずありましたが、私も2019年5月よりyahooショッピングへの出店準備を進めていました。

決断の理由は、

・新規のお客様に届けるため間口を広げる
・実績の向上
・手に取りやすい方法を取り入れたかった

というものです。

十分な認知と実績が自社ECでやっていけるのであればそれが一番のメリットだと今でも思っています。
ですが、客観的に自分を見つめた時にどうなのか?と考えたときには、まずは現実の実績と実力を身につける方が優先だと考えました。

それは、お客様に認知していただくこともそうですが、
モールのメリットであるポイントや決済方法の多様性を利用することで買いやすい環境を提供することも重要だと考えたんです。

実際にyahooのシステムをいじりまくってみて、
2019年6月5日に開店することができました。

そう、この記事を書いているのが6/6なので、昨日開店した状態です(笑)


実際に構築設定をしていくに当たって、
BASEとyahooを比較してみようと思います。

yahooの場合、出店や開店審査、また手続き必要なものいくつかあるため時間と労力は多少かかります。
BASEは最低限の情報だけで開店までは出来るので、そういった意味ではBASEのほうが簡単です。

そしてストア構築の自由度や設定の手間も、初心者的にはyahooは結構難儀。

その代り、電話やチャットもなかなか繋がらない時こそあれ充実したサポートはあります。

そしてこれは私はBASEでのネットショップの運営をやった経験があるからこそ感じることかもしれませんが、BASEで展開する場合、徹底的に構築と編集自体をシンプルにしているため簡単だったこともyahooでは手間に感じることが出てきます。

それは、
・商品の画像登録
BASEの場合は数枚をまとめてアップロードすることが簡単にできますが、
yahooの場合はまとめてアップしたい画像をzip形式にまとめてから行わなければいけないというように一手間かかります。アップロード中の作業が可能なBASEに比べて作業不可のyahooは時間がもったいないと感じたのが正直な部分です。

・反映
yahooは設定や文章の更新や変更を行った場合、反映をしなければ更新が行われません。shopへの反映時間も一定の時間を要する場合があるので、システムのレスポンスとしては若干もったいない。

・トップページ構築
調べが足りないのかもしれませんが、BASEの場合テンプレートに沿って作っていけば見た目に問題ないshopの面構えができます。
ですが、yahooの場合は「HTML」の知識か、それを委託する「費用」がなければ面構えは貧素なものになってしまう印象です。

読んでいて感じている方もいらっしゃるかもしれませんが、
構築と作業性としては個人的にはBASEの方が優秀な気がしています。
これは慣れもあるので、参考程度にして頂ければと思うのですが、初心者という目線からはBASE>yahooといった印象です。

そういった面から見れば、BASEの有能さが半端ない。

ただ、それを持ってしても圧倒的に実績がつく可能性があるのがモール出店であるyahooだとも考えています。

操作性やシステムのシンプルさを取れば正直BASですが、多少の不便性があったとしても、おそらくBASEにできてyahooにできないことはありません。

逆に、BASEにモール機能などの集客力が実装されれば第4勢力として大きな力を発揮するのではないかと考えています。

ショップオーナーとしては、理想論ももちろんありますが、それと同時に実績も重要です。

これから、どちらも研究して慣れていく必要がありますし、特にyahooはまだまだ勉強も運用経験も不足しています。

ですが、今の状況だからこそ書ける内容もあるのではないかと思い書いています。

ネットショップという物自体は新しいものでもなければ、聞き飽きたツールに感じる部分もありますが、新しい価値やサービスや商品を生み出して、それを届ける方法としては選択肢に上がってくるでしょう。

それを選ぶ参考になればと思います。

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