見出し画像

若手社員も管理職も「リーダーシップを磨く」~シェイクのプロジェクト活動~

こんにちは。株式会社シェイク飯島です。

2018年、シェイクではプロジェクト活動が始まりました。
VUCAの時代、私たちは1人ひとりがリーダーシップ発揮を求められるとシェイクは考えます。
私は、リーダーシップ発揮のために必要なことの一つが
「仕事の自分事化」だと考えます。

「仕事の自分事化」とは何なのでしょう?

組織要請のもと設定された1年の目標や役割は、
必ずしも個人の意思が尊重されたものでもなく、
個人の得意や強みが発揮しにくい事も想定されます。

しかしながら、例え若手社員であっても、
会社や組織、部署から規定された仕事だけでなく、
自ら生み出し、自ら参画する類のものがあっても良い

ということをシェイクは2018年からの組織活動で学びました。

もちろん失敗もあるけども、
失敗が許容され、チャレンジしたことを「承認」される仕事は
実は「与えられた仕事」外の「プロジェクト活動」のほうが取り組みやすいかもしれません。

プロジェクト活動とは

シェイクでのプロジェクト活動とは、自部署の仕事・ミッション以外で
「会社への貢献」をする活動
を意味します。
スキルや経験は問わずに、基本的には個人の希望するプロジェクトに参画出来ます。
プロジェクトは、新卒採用や営業育成、価値観浸透、さらには本棚の整理や図書の購入、また研修スライドのデザイン刷新など、その活動は多岐にわたりました。

そして、チームは部署も年次もバラバラ、様々な背景、職種のメンバーがチームを組みます。
場合によっては、1、2年目社員がプロジェクトリーダーを務めます。

具体的なプロジェクト活動

例えば、弊社のオンライン研修の実施マニュアルは
こうしたプロジェクトから生まれました。
リーダーは当時の2年目社員です。
彼女は学生時代はNPOでの勤務経験があり、
マニュアルや仕事の仕組み化といったことを得意としているようでした。

彼女が、自らスケジュールを引き、マニュアルを作成し、
それに対して1年目社員がレビューします。
自分たちの意志でで品質を高め、Zoomの改定、自社の研修でのトラブルやスタッフからの要望があれば、
その度にマニュアルも改定し、全社に展開しました。

これを機に、Zoomによるオンライン研修マニュアルだけでなく、
オンライン研修に関わる様々な仕組みが整いました。

別の若手社員は、「中期経営計画を考えるプロジェクト」に参画し、
経営者やリーダーと同じ立場で議論を交わしました。
もちろん若手社員が見えている視点は経営者とは異なります。
しかし若手社員だからこそ見えている視点で経営と対話することが
経営にとっては新しい気づきを与えることになっていました。

例えば、リーダーシップや自律を追求するのは大事だけども、
その前提には、マズローで言うところの「自己実現欲求」よりも、
低次の欲求を満たす組織作りや関係作りが必要だ
、という気づきもその場の対話で生まれてきました。

また今年、「中期経営計画を考えるプロジェクト」は解散していますが、
中期経営計画の振り返りをしようと経営者に働きかけたりと、次の動きにもつながっています。
若手社員からそういった働きかけがあるのが、シェイクらしさだとも思います。

「自分の仕事」って何だろう?

今後もシェイクのプロジェクト活動は続いていくと思います。
思いもよらないテーマのプロジェクトが生まれるかもしれません。
若手のみならず、中堅層も管理職層もプロジェクト活動を通じて、葛藤したり、多くの学び・気づきを得ていくでしょう。

冒頭「仕事の自分事化」という事を話しましたが、
結局、それぞれのメンバーが「したいこと」「貢献したいこと」をもって、
誰か/何かのために動いてみること
がそのきっかけになると考えます。
そして、これが自発的な活動であることがその大事な要素の1つなのだと思います。

リーダーシップを磨く経験として

私たちは、これからの人材育成において、20代からのリーダーシップを発揮する経験を積み、リーダーシップを磨くことが大切だと考えています。

シェイクが意味するリーダーシップとは、必ずしも大きなことを成し遂げることではなく、組織に属する個々人が、何かしらの想いを持って行動した結果、周囲に影響力を発揮している状態を指します。

日々に忙殺されると私たちの日常は目の前の仕事と成果創出に追われ、
なかなか個人の想いを磨いたり、目の前の仕事以上のことに手を付けることができません。

シェイクには素晴らしい志や想いをもって入ったメンバーが多数存在します。
しかし、シェイク社内を見ても、その状況は他社と変わりないものでした。

そのような状況で、所属するメンバーが組織運営や会社への当事者意識を持ち、より良い組織を作るためのリーダーシップを発揮する場として、
私は今後も組織として「プロジェクト活動」を推進し続けて、それぞれの社員が小さな成功体験や葛藤体験を糧として、リーダーシップを磨いていくことを期待しています。