#259 オールブラックスはなぜハカを踊る?

ラグビーのニュージーランド代表、通称「オールブラックス」は、試合前に「ハカ」というパフォーマンスを行うことで知られている。

ハカは、ニュージーランドの先住民マオリの伝統的な踊りだ。

ハカは先住民マオリの伝統的な踊りで、儀式や戦闘に臨む際に披露されます。一族が団体で行うハカは、部族の強さと結束力を表現しています。
足を踏みならし、舌を突き出したり、リズミカルに体で手拍子をとったりしながら、大きなかけ声に合わせて舞い踊ります。かけ声の内容は、一族の歴史と先祖にまつわる詩が一般的です。

https://www.newzealand.com/jp/feature/haka/

ハカのもつ「相手を威嚇する」という側面はスポーツの場面で受け継がれており、ニュージーランド代表のラグビーの試合前にはパフォーマンスとしてハカが踊られる。

ニュージーランドはオーストラリアと同じくさまざまな人種が暮らす国だ。動画を見てわかるように、さまざまな人種の選手が1つになってハカを踊っている。
また、ハカは男性だけのものではなく、女子のニュージーランド代表チーム、「ブラック・ファーンズ」でも踊られている。

さらに、ハカはラグビーだけでなく、冠婚葬祭などさまざまな場面で踊られている。ニュージーランドの人々にとって、ハカは単なる先住民の踊りではなく、国の文化となっているのである。

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【参考】


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