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映画『NOPE/ノープ』①【ネタバレ感想】とんでもね〜UFOネタだったでござる

メインビジュアル:© 2022 UNIVERSAL STUDIOS. ALL RIGHTS RESERVED.

まさか、UFOネタでくるとは……。2022年8月26日に劇場公開された『NOPE/ノープ』。ジョーダン・ピール監督の3作目にあたる今作はなんと、UFO退治の物語。

色んな意味で脳天直撃だった1作目の『ゲット・アウト』で監督のファンになった私。続く『アス』でも、アメリカ社会を誰もマネ出来ないような切り込み具合の表現で楽しませてくれました(正直あまり理解できていませんが、面白い)。無論、次回作も劇場鑑賞確定案件なワケでして。

そして予告を見てオッタマゲェェェエエー! え、UFO!? ……何コレ。

予告ではUFO以外にも、西部劇的な騎乗シーンや『AKIRA』オマージュに違いないと思えるカットも。なのでめっちゃ気になり、公開前から心を『NOPE/ノープ』にアブダクション(誘拐)されたも同然でしたね(いや意味不明)。

そしてピール監督ならではの、人種差別や社会問題をホラーかミステリーかスリラーなのか、どんな表現に落とし込んだ映画に仕上げてくるのか楽しみにしていました。

2回鑑賞。1回目は一般的なスクリーン。2回目はグランドシネマサンシャイン池袋のIMAX®️レーザー/GTテクノロジーで鑑賞してきました。
もうね、精神的なキャトルミューティレーション体験ですわ。度肝を抜かれました。

で、ジョーダン・ピールが描きたかった「最悪の奇跡」とはいったい何だったのでしょうか。
あらすじやスタッフについて思い出しながら、私の妄想による個人的な見解をつづっていきたいと思います。

ちなみにOJの家が建てられた撮影場所は、パンフレットによるとカリフォルニア州アグアドゥルセにあるファイアーストーン牧場(Firestone Ranch)だそうです。

「カリフォルニア州 Firestone Ranch」で検索すると、ロケ地っぽい風景写真が表示される場所へ。そこから南西の方向に「カリフォルニア州アグア・ダルシー(Agua Dulce)」という地名を発見。

アグアドゥルセはアグア・ダルシー(Agua Dulce)のことなのでしょうか? 
正確にはわからないままですが、検索で表示されたファイアーストーン牧場(Firestone Ranch)あたりが撮影場所なんじゃなかなと。

物語の舞台設定としては、ロサンゼルス郊外のサンタ・クラリタにある広大な牧場とのこと。上記地図ではファイアーストーン牧場(Firestone Ranch)の左下側にサンタ・クラリタという地名を確認できます。


■あらすじ/UFO退治

物語をざっくりいうと、UFO退治。空飛ぶ円盤ホラー映画。
黒人兄妹が助っ人ふたりと力を合わせ、空を見上げると襲ってくるUFOを激写して稼ごうとするも、生死をかけた決闘と言わんばかりの撮影に挑むこととなっていきます。

主人公ヘイウッド家のOJは、父:オーティスと妹:エメラルドとで、ロサンゼルス郊外に映画などの撮影用の馬を調教する牧場を経営していました。
ある日、牧場の上空から色々な小物が落下してき、それにより父:オーティスは命を落とします。この時、主人公OJは、上空にUFOを目撃。

その後、OJと妹のエメラルドが牧場を継ぐものの経営難に。そのため調教した馬を、近隣で西部開拓時代のテーマパークを経営するリッキーに売りながら、なんとかしのぎを切る兄妹。

そんな日々の中、牧場から逃げだした馬を追いかけたOJがまたもUFOを目撃。これまでの目撃体験をエメラルドに話します。そこでUFOの動画を撮って稼ぐことを思いつく。

そして、家電量販店従業員のエンジェル、撮影監督のアントレスを撮影のために引き入れて挑むのですが……UFOはとんでもね〜ヤツだったのです! 飛んでるだけに……(ヒュ~、カラ草コロコロコロ……)

■ スタッフ/未体験な映画をつくる黒人監督

とんでもね〜映画をつくりあげた才人達をあらためてご紹介。

・監督/脚本

ジョーダン・ピール(Jordan Peele)

1979年2月21日、アメリカ ニューヨーク市生まれの2022年現在43歳。
もともとコメディアン、俳優。今は映画やTVシリーズの脚本、監督、製作・プロデュースまでもやってのける才人。

完全オリジナル映画『ゲット・アウト』『アス』『NOPE/ノープ』の3本連続で全米興収1億ドル突破という、とんでもね~偉業を成し遂げています。

『NOPE/ノープ』は映画『Us/アス』から3年ぶりの脚本・監督作品。どうやら長年温めてきた構想を映像化した野心作だったようです。

パンフレットに記載の「本作の背景」の中で、色々な案を考えているうちに、偉大なるアメリカンUFOムービーを作ってみたくなったと語っています。
また、映画をつくること自体に関する疑問も投げかけています。

ジョーダン・ピールは、エンタメ感と深みのあるテーマを象徴表現をまじえた映像に仕上げ、未体験な映画をつくる黒人監督なのです。

・撮影監督

ホイテ・ヴァン・ホイテマ (Hoyte Van Hoytema)

IMAX撮影ならこの人、と言える存在ではないでしょうか。クリストファー・ノーラン監督作品で有名。スイス出身で、2022年現在51歳。かっぷくのいい、職人だけどやさしさがにじみ出ている大将いった雰囲気。

Wikipediaで過去作を確認してみたところ、『ぼくのエリ 200歳の少女』『ザ・ファイター』『裏切りのサーカス』『her/世界でひとつの彼女』『007 スペクター』など、個人的に好きな作品を担当されてて「えー!? あれも撮ってたのか」と驚きでした(把握しとけや、自分……)。 

今作の広大な大地や空に没入させるカメラワーク。過去作からもみてとれる、美しいレイアウトや絶妙な照明加減で、芸術的な画作りに成功しています。監督にとっては、狙った画を期待以上のクオリティで撮ってくれる頼もしいスッタフのひとりでしょう。

・製作

イアン・クーパー(Ian Cooper)

縁の下の力持ち。この人がいなかったら『NOPE/ノープ』も無かったといっても過言じゃないでしょう。
イアン・クーパーがピール監督に、黒人ジョッキーが乗った馬が走る連続写真『「動物の運動」プレート626』の作成者エドワード・マイブリッジについての本をあげたのです。
そして今作に大きな影響をあたえました。

ピール監督はその本を読み、ノープで、映画業界で脚光をあびない裏方のスタッフや使い捨てされる俳優など、いっときだけ都合よく利用される存在をしめすことを考えつきます。

そんなイアン・クーパーは、ピールと学生時代から一緒につるんで色んな映画をみた友人。学生時代からの友人と一緒に力を合わせて傑作を作るなんて、ドラマティックで羨ましいです。

・美術

ルース・デ・ヨンク(Ruth De Jong)

ピール監督作では『アス』にも参加されています。他には、私の好きな『マンチェスター・バイ・ザ・シー』にも参加された方だったとは。毛色の違う作品なので意外に感じました。

ノープでは中世の南部の白人ハウスというような印象の主人公宅を作り上げ、イイ感じにホラー感が出る舞台を用意してくれましたね。10週間で建てたらしいです。


■ キャスト/ゲット・アウトの主人公が今回も主役

キャストについて、パンフレットに記載された各々のコメントも引用しながら感想を書いていきます。

主人公 OJ・ヘイウッド役

ダニエル・カルーヤ(Daniel Kaluuya)

ピール監督の『ゲット・アウト』で主人公だったお兄さんが今回も主役です。『ゲット・アウト』のメインビジュアルになっている恐怖におののいた顔を思い出します。そういえばあれも上を見てましたね。

今じゃ映画『ブラックパンサー』にも出演するほどの役者(ティチャラの親友ウカビ役  MARVELサイトリンク)。

ノープでは割と台詞が少ない兄役。そんな難しい役どころを台詞以外に、みつめる表情と緩急をつけた動作を織り交ぜ、洞察力のある役を見事に演じきっていましたね。

クライマックスシーンで妹を援護するために命がけでUFOを引きつけるシーン。静かな闘志と男気がありグッときました。

それにあのオレンジ色のパーカーを着て馬で走る姿。なんとも言えないポップさと渋さが相まって斬新で、これまたカッコよかった!

それがエドワード・マイブリッジの連続写真にあった黒人騎手のオマージュでもあり、現代の観客にとっては、OJを通して記録に残されていなかった黒人騎手の存在を記憶する機会になったと言えます。

ピール監督はこの物語の核は、兄妹がつながりのない状態から、お互いを理解し認め合う2人の力である旨を語っています。ほー、そうだったのかぁ。

主人公の妹 エメラルド・ヘイウッド役

キキ・パーマー(Keke Palmer)

これからもっと人気も上がって出演作も増えてくる役者さんだと感じました。最近では『バズ・ライトイヤー』で声優をされていたようです。
明るいキャラがハマり役に感じるほど、見事にこなす演技力。肌の露出が多いファッションの影響もあるかもしれませんが、けっこうセクシィイイに感じました。

役としては、俳優、歌手、スタントウーマンとして成功を夢見る妹。兄とは正反対な性格。馬のオーディションでOJの助っ人としてプレゼンするシーンや、自宅でレコードをかけて飲みながら踊るシーンがイイ。

クライマックスのバイクシーンから、UFO消滅時の「負けへんで!!」的な宣言のくだりまでが、もうホント最高にイカしてました!

彼女の存在を通して作品のテーマのひとつを象徴する物が、劇中でヒラヒラ踊る色とりどりのスカイダンサー。エメラルドとスカイダンサーを照らし合わせたカットで組み立てられたシーンがあります。

例えば、冒頭の馬のオーディションの帰り道、OJとエメラルダが車に乗っているシーン。車外から窓越しにエメラルドが映るそのカットには、車の窓にスカイダンサーが映り、エメラルドと重なっています。

また、クライマックスにも、UFOからエメラルドがバイクで逃げようとするも、UFOが接近している影響でバイクのエンジンがかからないシーン。緑色のTシャツを着たエメラルダと、その目の前にへたれている緑色のスカイダンサーとのカットバックがあります。とても象徴的なシーンです。

そこには、エメラルドが黒人差別、女性差別を受けている存在の象徴だと感じました。俳優や歌手を目指すエメラルドを含むショービジネス会で活躍する(したい)女性達の象徴。またノープとは直接関係ないと思いますが、エドガー・ドガが描いたバレリーナの絵画も連想させました。

エドガー・ドガがバレリーナの絵画を描いた背景には、バレリーナの多くが今と違って、娼婦のように富裕層の男に愛人として買われる存在でした。中野京子さんの著作『怖い絵』(Amazonサイト)を読んで知りました。
バレエダンスの質より、見た目の美しさが重要視されたり、女性が仕事をすること自体がバカにされた時代(1800年代フランス)。そんなとんでもない偏見と見下しがあったのです。

というか「あった」ではなく、「今もある」が正しいでしょう。エメラルドがオーディションに落ちている背景にも、黒人+女性差別の影響が示されているのかもしれません。

ピール監督とエメラルド役キキ・パーマーのインタービューなどからは、ノープではそういった差別よりも、SNS社会の中で、承認欲求を求めすぎる存在を象徴していることがわかります。なるほどー。

世間から注目をあびたい、認められたい承認欲求に先走ってしまい、引き返せないとんでもない状況におちいっていく。この承認欲求問題は多くの人に当てはまるりそうです。

テーマパークの経営者 リッキー・“ジュープ”・パク役

スティーヴン・ユァン(Steven Yeun)

スティーヴン・ユァン、1983年生まれのアメリカ系韓国人。なんとな~く見たことある役者さんだなと思ったら、『バーニング 劇場版(イ・チャンドン監督)』の富裕層のシリアルキラー野郎でしたか。あれも傑作(イ・チャンドン監督作品はどれも面白いのでオススメ)。

最近だと主演と製作総指揮も兼任し、アジア系俳優としては初のアカデミー主演男優賞にノミネートを果たした作品『ミナリ』で有名。『ミナリ』見たかったのにみてねぇェェ(泣)。

なんだかイイ人が似合うビジュアル。いいとこ出の頭の良いイケメンといった印象を受けます。というか実際に、心理学の学士を取得するほどの学があります。演技に活かしていることでしょう。

そんなユアンが演じるリッキー・“ジュープ”・パクは、ハリウッドで子役時代にだけ活躍した経歴をもつ。内心ではいまだに名声を取り戻したいと思いをもって、テーマパーク“ジュピター・パーク”を経営しています。

ジュープというこの人物だけでも一本映画が成り立ちそうな脇役。ノープのテーマに深くかかわっている登場人物ですね。

ノープ本編開始直後から、映し出されるホームドラマ『ゴーディ 家に帰る』。そのチンパンジーのゴーディが、ドラマ内の役柄とはいえ散々見下されてきて。そして遂にプッツン。共演者を血みどろのフルボッコに。

そんな中、ジュープだけはゴーディから攻撃されずに、グータッチを求められますが、その時にゴーディは警官に銃殺されます。この回想から戻った時のジュープの表情が印象的。過去に思いをはせ、これから何かを成し遂げようとするなかに潜む欲求をにじませている様でした。

ジュープはなぜゴーディに攻撃されなかったのか。それは「イエローモンキー」という東洋人をバカする差別用語があるように、ゴーディがアジア人も含めた差別される者を象徴しているように感じました。

ピール監督とスティーヴン・ユァンの発言からは、子役(子役以外も)を使い捨てにする、エンタメ業界の悪い面をあらわにする存在であることがわかりました。ピール監督は、ジュープが自伝的なキャラクターとも言っています。

ジュープの人生では、キャーキャー言われる時期が子役時代で終わっています。それによって、大人になっても富や名声を求めてしまっているのです。

初見時、ジュープのUFOを呼ぶ段取りをつけたような言動に「おいおい、大丈夫かよ」とツッコミたくなるほど、ジュープがなんでそう思えたのかピンときませんでした。

今思うと、注目されたい欲求が、認識をバグらせたじゃないかと。エメラルド同様、ジュープにとってもUFOは自分が注目を浴びるチャンスだと思ってしまった。

「俺はUFOをもコントロールできる、やっぱり選ばれし者なんだ」ぐらいな思いあがった。その結果、まるでゴーディとゴーディにボコられた白人の役者達と同じ様なことになった。皮肉な話です。

ジュープが経営するテーマパークは、ジュープが子役時に活躍していた作品をベースにしたもの。テーマパーク自体が、売れっ子でいたい願望を象徴していると言えますね。

それでもスティーヴン・ユァンは優秀な良い人感が全面にでているので、全然憎めないですけどね。


家電量販店従業員 エンジェル・トーレス役

ブランドン・ペレア(Brandon Perea)

ピール監督が発掘した無名の役者かと思っていましたが、Netflixの『The OA』という作品にレギュラー出演している方。失礼しました。

ブランドン・ペレアはアメリカのシカゴ生まれですが、両親はフィリピン人とプエルトリコ人。アジア人差別やニューヨークでのプエルトリコ人差別を連想させる血筋の役者を主要メンバーにむかえたのは、意図的なのではないでしょうか。

で、趣味がカッコよくて、ブレイクダンス、ボクシング、トリッキング(宙返りなどを自由に組み合わせた競技)、武術など。めっちゃガチなアクションもこなせそうな兄ちゃんなんですね。

ノープでは、爆音でカーオーディオを聞くわ、オーティス家到着後に奇声あげるわで、ちょっとアホっぽくも見えた店員エンジェル・トーレス役。
そんなエンジェル・トーレスは、一般人の立ち位置で、感情移入のつなぎにもなり、時々あったオフビートなコメディ風演出にも一役買っています。

ピール監督によればエンジェル・トーレスは、メカに強く、ヒストリーチャンネル番組『古代の宇宙人』の筋金入りのファンという設定だそうです。面白いなぁ。

演じるブランドン本人によれば、エンジェル・トーレス自身は誰よりも頭が良いと思っているヤツ。そして大学を中退している設定なので「今に見ていろ」という思いを常にもってただろう旨をパンフレットで語っています。イタいヤツだけど、よくいる男子って感じもします。

彼の協力がなければ、OJ達の勝利もなかったでしょう。キャラ名通りOJ達にとってはスポットでヘルプにはいってくれた天使。ナイス助っ人で賞をあげたいです!最後、無事に生きててくれて良かった~。

熟練カメラマン アントレス・ホルスト役

マイケル・ウィンコット(Michael Wincott)

マイケル・ウィンコット、カナダ トロント出身で1958年生まれの現在64歳。ベテランです。ノープの前には『ゴースト・イン・ザ・シェル』にオズモンド博士役として出演していたそうです。……思い出せない。
そのほか『エイリアン4』『潜水服は蝶の夢を見る』など人気作にも出演した経歴の持ち主。

父親はイギリス、母親はイタリアの出身。ブランドン・ペレア同様に、血筋がアメリカ白人ではないのは役者さんなのは、意図的なのではないでしょうか。

まるでヨウジヤマモトがデザインした様な黒服がサマになってるおっちゃんアントレス・ホルスト。役どころは熟練カメラマン。アントレスが自宅で鑑賞していた白黒の映像が気になりました。

映画なのか有名な映像なのかはわかりません。動物の弱肉強食をとらえたドキュメンタリーかと思たのですが、スペクタクル映像のために無理やり決闘させられた動物映像なのでは。

アントレスが撮影した映像なのかも。撮影していなくとも、捕食される瞬間に、何かを見い出そうとしているのか、美や真理を感じているのか。カメラマンとして決定的瞬間への欲求なのかもしれません。

OJがUFOのことを「しょせん動物だ」とか言っていたこともあり、この動物の決闘映像が、後々アントレスもOJ達のに参加することを暗示するかのよう。また、動物も映像のために使い捨てされる存在であることを象徴しているのではないでしょうか。

アントレス・ホルストの最後は、死んでも奇跡を撮ってやるー、ってな職人魂をみせつけてくれた感じでしたね。合掌……。


ということで、あらすじやスタッフ・キャストについて思い出しながら感想をつづってきました。
実力のあるスタッフと、深い設定のキャラを演じられる役者達がいてこそのジョーダン・ピール監督作品なんだなと、あらためて感じました。

『NOPE/ノープ』感想②へ続く

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