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身体を整えるということ

lady's&gentleman、andおとっつぁんおっかさん。
皆様おはようございます。
おこんにちは、おこんばんは。

皆さんは身体のケアについてどんなことをされていますか?

・運動
・食事
・睡眠
はたまた、
・リラクゼーション
・エステ
・通院
もしかしたら、
・サプリメントの摂取
・温泉に入る
・自然に触れる
・趣味を楽しむ
といった内容でしょうか。

それぞれ良い点のあれば、悪い点もありますので、
一概に何がベストかは個人の自由であるといえます。
ですが、これらにおいて最高の効果を出すには最低限の条件があります。
そこで今回は、『身体を整える』ということはどういうことかについて、
お話します。

身体を整えるとは?

まずは身体の状態について確認していきましょう。
普段の身体活動レベルにおいて、日本においては、ある程度は段階設定されています。
レベル Ⅰ:生活の大部分が座位で、静的な活動が中心の場合
レベル Ⅱ:座位中心の仕事だが、職場内での移動や立位での作業・接客等、
      あるいは通勤・買物・家事、軽いスポーツ等のいずれかを含む場合
レベル Ⅲ:移動や立位の多い仕事への従事者。あるいは、
      スポーツなど余暇における活発な運動習慣をもっている場合
※15~69歳の活動レベルの例(厚生労働省)

これらにおいて、各レベルに当てはまる生活スタイルによって、
身体が整う基準が違うということが分かります。
例えば、レベルⅠの人の身体の硬さとレベルⅢの人の身体の硬さが違うということです。

また、身体を整えるということに意識があるかどうかも問題になります。
日本では『行動変容ステージモデル』と言われています。
行動変容ステージモデルとは、1980年代前半に禁煙の研究から導かれたモデルです。
行動変容ステージモデルでは、人が行動(生活習慣)を変える場合は、
「無関心期」→「関心期」→「準備期」→「実行期」→「維持期」
の5つのステージを通ると考えます。
・無関心期:6カ月以内に行動を変えようと思っていない
・関心期:6カ月以内に行動を変えようと思っている
・準備期:1カ月以内に行動を変えようと思っている
・実行期:行動を変えて6カ月未満である
・維持期:行動を変えて6カ月以上である
といった内容です。
ちなみに、維持期においては、すでに習慣化されているので今更とやかく言う必要はありません。

ですので、貴方の身体活動レベルを認識し、
それを踏まえて、行動変容ステージモデルにおいてどう整えるかを、
考える必要があります。

整った状態とは

あらかじめ、整った状態というものを定義しておきましょう。
「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。」
と、WHOに定義された状態、すなわち『健康』であるという状態ですね。
巷にある『ととのう』という状態ではないということです。
そもそも、『ととのう』という状態には明確な基準はなく、諸説ある感覚的な話ですから。
ですので、そこを踏まえて話を進めていきます。

実際に整えてみよう!

レベルⅠの整え方

レベルⅠの方々は、身体を動かす機会が無いので、身体を整えるためにはどうするかを認識することが大切です。
この場合、行動変容ステージモデルでは『無関心期』か『関心期』の方々がほとんどかと思われます。

1. 無関心期への働きかけ
無関心期の方々への働きかけとしては、次のようになります。
意識の高揚:身体活動やケアのメリットを知る
感情的経験:このままでは「まずい」と思う
環境の再評価:周りへの影響を考える
という感じですので、まずは簡単なことから始めていきましょう。
たとえば、簡単なストレッチやこれを見ている方なら大体ご存じのラジオ体操がオススメです。
また、ご家庭で映画や動画、簡単な読書などが良いでしょう。
お風呂、サウナにじっくり入ることもいいですね。

2. 関心期への働きかけ
自己の再評価:身体活動が不足している自分をネガティブに、身体活動を行っている自分をポジティブにイメージする
こういった方々は、たとえ三日坊主でも多少身体を動かしてみたら、なんとなくよくなったと実感があるようです。
ですので、継続するメリットを伝えることをお勧めします。
特に一歩踏み出すチャレンジを促すのも良いでしょう。
誰かと一緒に何かをするために外出するのもいいですね。
運動でいうと、ヨガやピラティスなどのスタジオレッスンやパーソナルトレーニング、各種スポーツでしょうか。

レベルⅡの整え方

レベルⅡの方々は、身体を動かす機会少しはあるので、さらに身体を整えるためにはどうするかを認識することが大切です。
今やっていることで整っているのかを、見つめ直したりするのが良いでしょう。

3. 準備期への働きかけ
自己の解放:身体活動をうまく行えるという自信を持ち、身体活動を始めることを周りの人に宣言する
この時は客観的な評価を求めることが多いので、人に聞いたり伝えてみるのもいいです。
ですので、否定はしないこと。
また、一段階上のチャレンジを促すことが良いですね。
例えば、今やっていることに関するイベントに参加する、大規模な大会があれば参加してみるといった感じですね。

レベルⅢの整え方

レベルⅢの方々は、身体を動かす機会あるので、身体を整えるためにはどうするかを見直すことが大切です。
ありがちなのは、やっていても効果が認められないことを、鵜吞みにしてやり続けてるケースが多いのがこの段階です。
また、動かすこと=整えるという考え方になっている方が多いレベルです。

4. 実行期と維持期への働きかけ
行動置換:不健康な行動を健康的な行動に置き換える
(例:ストレスに対してお酒の代わりに身体活動で対処する)
援助関係:身体活動を続ける上で、周りからのサポートを活用する
ここまでくると、整えることに億劫な方々はいないと考えていいですので、
感性の赴くままに活動するのが良いです。
ただ、ケガには注意しましょう。

強化マネジメント

身体活動を続けていることに対して「ご褒美」を与えることが大切です。
これを読まれている方々は、苦行が大好きで褒美は罪という方もおられるかもしれません。
ですが、何事もやりすぎぐらいがちょうどいいということではなく、
頑張ったご自身へのご褒美を何か決めておくことをお勧めします。

刺激の統制

ちょっと仰々しい表現ですが、簡単に言うと、
身体活動に取り組みやすい環境づくりをすることです。
何よりも、やる気を出す事が出来るか、継続する事が出来るかを考えながら行動することが大切ですので、やりながら整えることをお勧めします。
なぜなら、やる前にいろいろ準備したところで、やらない人はやらないのです。
こればっかりは仕方ない。
やってから環境づくりしましょう。

まとめ

というわけで、今回は身体を整えるということについてのお話ですが、
やる内容というより前提を整えて、やることを決めるということです。
結局、必要性があればだれでもやるのですが、目的目標を明確にすることが一番大切なのではないでしょうか。
目標もなく、『○○したから身体が整った』というのは、かなり軽率ですので、改めることをお勧めします。

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
また次回、お逢いしましょう。
See you next.

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