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『貧乏人は麦を食え』という発想
lady's&gentleman、andおとっつぁんおっかさん。
皆様おはようございます。
おこんにちは、おこんばんは。
仕事柄、
『○○できないから、○○できない』
という言葉を使ったり使われたりしています。
『○○できたら、○○できる』
と言い換えればいい話なんですが、
そもそもそれが出来ないから、そういった言葉遣いになるのです。
効率のいい話し方よりも、サルでもわかる話し方。
対人関係を構築するなら、ちゃんと対話しましょう。
さて、なんでこんな話をするかというと、
『最近脚が上がらないんですよねー』
という方がおられるのですが、
『○○やってないから足が上がらないんですよー』
と、自覚もされてらっしゃいます。
こんな時どうする?
となった時に、今回タイトルにある
『貧乏人は麦を食え』
の考えにつながると、実は相手に感動が生まれるのです。
どういうことか?
今回はそんな話をしていきます。
はいレッツゴ‼‼
貧乏人は麦を食え
事の起こりは1950年12月7日、当時の池田勇人大蔵大臣が米価の統制について質問された際に、
「米と麦との価格の問題につきましても、日本古来の習慣に合つたようなやり方をして行きたい。お百姓さんに小麦を食え、而も米の一〇〇に対して九五の小麦を食えと言つてもお百姓さんはなかなか食わぬ。」
また、
「大所得者も小所得者も同じような米麦の比率でやつております。これは完全な統制であります。私は所得に応じて、所得の少い人は麦を多く食う、所得の多い人は米を食うというような、経済の原則に副つたほうへ持つて行きたいというのが、私の念願であります。」
と答弁したそうです。
このときの質問者の木村禧八郎氏は
「所得の少い者は麦を食え、例えば農村に例をとればお百姓さんは昔のように稗でも粟でも食え、米を食うのは主食の統制の結果だ。それだから食習慣を昔に戻すためにこういう食糧の価格体系を考えたのである。こういうような答弁でありました」
と批判し、議場からも「問題発言だ」と声が上がったそうです。
この答弁はしばしば池田が「貧乏人は麦を食え」と述べたこととされているようです。
表現の意味
こういった言葉は、身分の高い人が庶民の暮らしに疎いことを示す台詞として引用されることがほとんどです。
類似の言葉で、
『Enfin je me rappelai le pis-aller d’une grande princesse à qui l’on disait que les paysans n’avaient pas de pain, et qui répondit : Qu’ils mangent de la brioche.
とうとうある王女がこまったあげくに言ったという言葉を思いだした。
百姓どもには食べるパンがございません、
といわれて、
「ではブリオシュ〔パン菓子〕を食べるがいい」
と答えたというその言葉である。』
※ジャン=ジャック・ルソーの自伝的な『告白』より
事実は一つ、解釈は無数
言葉だけ取ると、無知をさらけ出すような言葉になります。
ですが、捉え方によっては『発想を転換しろ』ということになるのです。
たとえば、仕事をしている人の前で酒盛りする人たちがいる事実をどう解釈するか。
この場合、解釈は人それぞれですね?
どう捉えて、どう動くか。
これが全てです。
『最近脚が上がらないんですよねー』の解釈
さて。
話を振り返りますが、
『脚が上がらない』という事実について。
これ、
『足が上がらない』のではなく、『上半身を下げてない』のでは?
と解釈してみたところ、これがドはまり。
簡単に足が上がるようになりました。
なにをやったか?
ナイショですw
まとめ
『貧乏人は麦を食え』と聞くと、すごい暴力的に聞こえますが、
背景や解釈によっては、努力で改善できることでもあるような気がします。
多角的に考える事で漸進するのは間違いないですが、
そのためにも知識武装は必須です。
『書を捨てよ、さあ旅に出よ』
というのも、
『勉強せずに社会から学べ』や『勉強してから社会に出よう』
という解釈もできますから、しっかり学び続けましょう。
ちなみに、『パンがなければお菓子を食べればいいじゃない』という言葉は記録が無いそうです。
『ケーキを食べればいいじゃない』は通常、王妃マリー・アントワネットの言葉とされていますが、実際にアントワネットが発したという記録はみつかっていないようです。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
また次回、お逢いしましょう。
See you next.
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