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新型コロナウイルスによって失われた僕の1年

どうもお久しぶりです(最早定番になりつつあるこの挨拶)。

御影陽介です。


今年で大学3年生になります。福井に来てから2年が経ちました。

新型コロナウイルスの発生からは約1年が経ちます。

20歳を過ぎると月日が流れる速度が増すということをどこかで聞いたことがありますが、それはどうやら本当だと感じるところです。

おじさんのようなことを言うのは一旦やめにして、今回の話題の方にいきたいと思います。

今回は、僕が大学3年生を迎えるにあたって昨年の振り返りというか、コロナ渦での大学生活を振り返りながら、最近の僕の近況などをここに残しておきたいと思います。

まず、端的に昨年(2020年)を振り返るとするならば、それは僕にとって「空白の1年」ということになるでしょう。特に2020年の最初のころは退廃的で怠惰な毎日を送っていました。大学の授業が始まっても、すべてオンライン。課題をこなすだけの毎日は辛く、僕の心を日に日に暗くしていきました。一時期、自分はうつ病か何かなのではないかと思うほど、生きることへの関心が薄れることもありました。しかし、それはコロナ渦がすべての原因ではなく、モラトリアム的な何かが相乗効果を生んでいたのだと思います。

僕の所属する幻像団での活動も普段よりも制限された中での稽古や稽古の自粛、さらには公演の中止と新型コロナウイルスの影響を多大に受けました。表現をする場や機会が目に見えないものによって奪われてしまうのはなんだか悔しいですが、その気持ちをぶつける場所もないので、最近は見て見ぬふりをして他のことに熱中することで自分のストレスを昇華させています。

それらに加えて、新型コロナウイルスによって自分が不利益を被ったことといえば、オタク活動の縮小といったところでしょうか。声優さんやアーティストのライブに行ったり、コミケに行ったり、「自分の好き」を開放する場所に足を運ぶことができなかったことはなかなかしんどかったです。それが僕の生きる希望の一つでもあったので、やっぱりきつかったですね。

それと、旅行に行けなかったことも残念なことの一つです。大学生は社会人に比べて時間があるから旅行に行った方がいいという話を聞いたことがあるですが、昨年はそれができませんでした。もしも、コロナ渦でなかったら夏休みに北海道の大学に行った友達のところに遊びに行きがてら、北海道観光でもしようと画策していたのですが、それも実現せず。今年もいけないのかと思うとショックを隠せません。

旅行の話をして思い出したのですが、大学生のうちに留学なり、海外旅行なり、日本以外の文化を現地で体験するということも僕のやりたいことリストの一つにあったのですが、それもあと数年は難しいのかなといったところです。

こうやって書いてみると新型コロナウイルスは割と僕の生活に大きな影響を与えていることが改めて分かります。しかし、悪いことばっかりではありません。確かに従来通りの生活については支障をきたすことも多くありますが、新たな発見もいくつかありました。

まず1つ目は、大学のオンライン授業は割と良いという話です。SNSなどでは新入生が課題をこなすだけの毎日に疲れ切ってしまったという内容の漫画か何かが有名になっていましたが、言うほどオンライン授業は辛いのかと僕は思ってしまいました。もちろん、昨年の新入生はキャンパスで友達を作る機会もなく、家にこもって孤独を感じながら課題だけをひたすらこなしていたという話を聞くと同情はしますが、僕は1年生の時にできた友達がいたのでその友達とオンラインでやり取りをしたり、一緒にオンラインゲームをしたりするなどして孤独な毎日を回避することができました。(新入生のことについては僕が口を出しても何かが解決するわけでもないので特別言及することはせず、ただただ僕の感想だけを書きます。)大学の講義はとびぬけて頭の良い人でない限り、友達がいないときついことがままあります。僕の場合は講義を受けて分からないところがあれば、友達とオンラインで教えあったりすることができ、割と苦労せずに講義の内容を理解することができました。また、オンライン授業といっても、リアルタイムのものもあれば、オンデマンド形式のものもあり、自分の取った講義は自分の好きな時間に受けることができ、好きな時間に勉強することができました。これはマイペースな僕にとってはありがたく、自分の好きな時間に勉強できたことはオンライン授業とりわけオンデマンド授業の良さであると感じました。一方、課題を貯めて生活習慣が乱れることもあったのでスケジュール管理には注意する必要がありますし、現在進行形で正しい生活習慣を意識しながら3年生の講義を受けているところです。

2つ目は自由な時間が増えるということです。これは主に大学での移動時間や待ち時間が減ることで、その分を自分の趣味や生活のための時間にあてられるということです。僕の家から大学までは自転車で10分ほどと決して遠いわけではありませんが、外に出るために身だしなみを整える時間が無くなるので、一日当たり一時間くらいは節約することができます。これは結構でかいです。その一時間を家事や読書の時間に回すことで、自分の生活を気遣う心の余裕も生まれました。

そして、3つ目は人との接触が減るということです。これは新型コロナウイルスが危険だから接触を避ける必要がある、避けることできるという意味ではなく、純粋に他の人と関わる必要がなくなるという意味です。僕は自分の興味のない人間とあまり関わりたくありません。お互いの間合いを計るための世間話とか社交辞令とか裏のある他人の言動や行動に気が散ってしまい、目の前の人と話すことができなくなるのです。もし仮に僕が相手を受け入れようとしても、自分が相手の人に対して意図的に関わろうとしている姿を見て、自分の卑しさに嫌気がさし、素っ気ない反応をしてしまったりその場で考え込んで無視をしてしまったり、結果的に相手に迷惑をかけてしまうので、極力僕は他人と関わりたくないです。特に初対面の人とは関わりたくないです。一応、最低限自分の居心地のいいコミュニティを見つけて、そこを中心に僕の生活はうまく回ってはいますが、自分とは異なる価値観を僕は受け入れることができない、できていないという事実は確かです。まぁ、この辺はまた別の機会に書くとして、とりあえず人と関わらなくて良いというのは僕にとって大きなメリットです。


はい、というわけで昨年の振り返りとしてそんな感じですかね。確かに従来通りの生活を続けるならば、新型コロナウイルスは多大な影響を及ぼしていますが、今のこの状況に合わせて新しい生活スタイルが生まれていくことは肯定的に捉えても良いのかなと思います。もちろん、新型コロナウイルスによって不幸にあっている方もいるのは理解していますが、自分自身が感染しない、もし感染したらほかの人に感染しないように行動するくらいしか僕にはできることがないので、今後も自分にできることを続けていこうと思います。

そして、新しい生活スタイルに変化しつつある最近の僕の生活ですが、新しい趣味が一つ増えました。それはDTMです。すなわち、パソコンを使って楽曲制作を行うということです。僕は昔からボーカロイドを聞いているというわけではありませんが、歌は結構好きです。というか、歌に救われた経験が割とあります。なので、自分を他人の何かを変えられる歌を作りたいなと。まぁ、他人と関わりたくないと言っている癖にすごく生意気なんですがね。本当に矛盾してるなと僕自身思います。なので、他人に聞かせるというよりはまずは自分自身が納得できるようなものを作りたいと思って少しずつ勉強中であります。一応、ある程度のことは勉強して、コンピュータで曲っぽいものが作れる段階までは来ることができました。今後は自分の頭に思い描いたメロディーを実際にコンピュータ上で実現できるように試行錯誤を繰り返していこうと思います。それでは、今回はこのあたりでお暇しようと思います。

それでは、アディオス、アミーゴ。

最後まで読んでいただきありがとうございます。 皆様から頂いたサポートは今後の自己研鑽のために使わせて頂きます。 僕の書いた文章で何か少しでも感じていただけたら、僕にとってこれほどうれしいことはありません。