第七話　もう一つの初デート

mさんとの初デートから数日後

俺は先生と電話をしていた。

mさんとのデートを終えつかの間、例の最初にデートの確約をもらっていたaさんともデートをすでにこなしていた。
今回はその二つの報告と今後についての相談だ。

というわけでまずはaさんとの初デートについて話そう。

aさんはね～。まずめっちゃ理系の人だった。
水生生物がものすごく好きらしく水族館の年パスを持ってるほどガチ勢らしい。すげぇな
話してて端々から感じる理系のオーラ？めっちゃ頭よさそうな感じがすごかった。

まぁだから水族館に行ったんですね。
あと二週間近く空いたから間で電話もしつつね。
すごい！

長々と話すの苦手だから結論から言いましょう

\\ドンっ//

また、2回目のデート誘われて終わった。

…

……

なに？モテ期？？
はい、調子乗ってますね。ごめんなさい、冗談です。

いやmさんと同じ手口で雑に誘ってたんですよ。手口って言うと詐欺っぽくなるじゃんね。
そしたら最後、気をつけて帰ってくださいねーうんぬんかんぬんって連絡したら返信で誘われました。
わぁすごい。みんなこの手口使っていいよ。

それにかっこいいって言われた。ちょろいからえへへってなった。
後、なんかこの方曰く人気会員らしいよ？あんまり聞かなかったけど、そう表示されたらしい。

…ほんとか？こいつすでにほかの女の子にブロックされてるぞ
そんなマッチングしてないし、いいねだってもらってない。
俺の中の竜宮レナが嘘だッ！！！！って言ってる。
…うへへ

でも結果にしては何か冷静じゃね？って思うじゃないですか。
まぁそうなんです。いや楽しかったんですよ？本当に。
この言葉は絶対嘘じゃない。

でも、それ以上になーんか疲れちゃったんだよね。

誤解のないようにいうと相手は悪くないんですよ。めっちゃいい人だったし、まじめな方ですごい好感はあったんです。
水族館の動物もすごい知ってるから知識もあって面白かったし楽しかったんだけど……なんか疲れちゃった。

…やっぱ調子乗ってね？あんまイキんなや

後、すげぇ友達に似てたんよ。だからその人想像した瞬間友達間がぬぐえなくて、、でも初対面だから友人のような距離感で接するのも無理だしでそんな感じで接してたら疲れちゃったのかな～って感じでした。

いやめっちゃいい人なんよ？？ちなみに、本当に。

まぁそんな旨を先生に話しました。

「・・・まぁこんな感じでした。」

「いいと思う！」

お前全肯定botかよ。

「とりあえずキープかな」

お前正気かよ。

ひりあがキープとかあまりにも字面やばすぎだろ。

まぁもちろん先生もクズってわけじゃない。考えがあっての話だ。
世の中はモテる男がモテる、モテない男はモテない。
当たり前のことだが重要なことだ。残念ながら、女の子といっぱい遊んでいる男はモテるのだ。みんな好きな奴がみんな好きだから

だからチャットはいっぱいした方がいいしデートもいっぱいするのだそうだ。それに心の余裕にもつながるってのもあるとか。
まぁ一理ある。けどすげぇ嫌

でもここで好き嫌い言ってもしょうがない
性に合ってる合ってないはあるけれど先駆者の助言は素直に受けるべきだ。

・・・いやでも～ｗ
正直あんまり乗り気じゃなかった。
言ってることはわかるんだけどね。そもそも女の子とデートしてるときに他の女のことを考えて心の余裕につながるのもなんか嫌じゃない？
まぁすげぇ悪い言い方をしたけどそういうことじゃんね？
じゃんね？？？？

そんなに俺は、偉い人間じゃねぇんだ。
だからまぁなぁなぁで済ませました。ごめんなさい。

まぁでも今回のことで思ったのは別に誰でもいいわけではないんだなって。
そもそも割と不純な理由で始めてるじゃん？まぁそこは切り離して考えてはいるけれど、少なくとも一番最初はね。それに俺ちょろいし。
好きになってくれた人を好きになるような人間だからだれでもいいわけではないけど、誰でも好きになるんじゃないかって正直思ってた。
でもそうじゃないっていうのは知れてよかった。

aさんには割とひどい対応ではあるけれど、、
ごめんなさい。

まぁそんなこんなでとりあえず決まっている2回目のデートでどうするかって話をその後はメインで話してました。