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かしこい体をめざす!

私よりも年上の従兄弟が、毎日のように1万歩歩いているというので、
私もみならってできるだけ歩くことにした。
昨日は2駅先の書店まで歩いて行った。
すいすい歩いて、あっという間に書店につき、約6000歩。
真冬なのにうっすら汗をかくほどの運動。
書店で本を眺める。
そして、やっぱり衝動買い。
「じょうぶな頭とかしこい体になるために」

五味太郎は書いている。
「かしこい頭とじょうぶな体を作るための訓練や方法は
 世の中にいやというほどありますが、
 頭をじょうぶにし、体をかしこくするためのものは
 驚くほど不足しているようです。」
また、こうも書いている。

大人の言うことは素直に聞いて、決められたことはきちんと守り、
出された問題にはうまく答え、与えられた仕事はだまってやる。
決してさぼったり、ごまかしたりしない。
それが「かしこい頭とじょうぶな体」のよい子です。

五味太郎「じょうぶな頭とかしこい体になるために」より

これに対してこの本ではちがうよい子を提案する。

言われたことの意味をたしかめ、決められたことの内容を考え、
必要があれば問題をとき、自分のために楽しい仕事をさがし、
やるときはやるし、さぼりたいときはすぐさぼる。
これが「じょうぶな頭とかしこい体」を持った、
これもまたよい子です。

同上

なんだか、とってもうれしくなった。
「そうだ、そうだ」と大声で言いたくなった(笑)。
私は中学3年のとき、5月の暑い日に冬服が暑くて反乱を起こしたことがある。
教師からは規則なんだから守れと言われたが、
「みんな暑いのを我慢しているだけだ」と訴え、
クラス中がそれに同意してくれたので、
その年は冬服と夏服の中間服の期間が早く採用された。
たぶん、うちの学校の教師たちは頭がやわらかかったのだと思う。

高校生のときは、自習の時間があるとそのあとの授業を繰り上げて、
早く帰れるようにしてくれと職員室に談判しにいっていた。
それも聞き入れてくれるようなゆる〜い学校だった。
で、聞き入れられないときには、
自主的に早退してしまう生徒もいた(笑)。私もそうだった。
でも、「やるときはやった」んだよ、ちゃんと。

言われたことの意味をたしかめ、
決められたことの内容を考え、
必要があれば問題を解決する行動をする。

そうやってみんなが生きていれば、
世界はだんだんよくなっていくんじゃないか。
言われたことは、誰かがいったことで、
またちがう誰かが、新しいことを言えばいい。
決められたことは、誰かが決めたことで、
時代も条件も、またケースバイケースでちがうんだから、
その内容をちゃんと考えて、対応できるものにしたらいい。
問題が起こったら、それをどうやったら解決できるか、
少しでもよくできないか、
いまできることだけでもいいから考えてみればいい。
それは、ひとりひとりが考えて、
行動に移さなければ変わりようがない。
自分のまわりから、変えられることを少しずつ変える。
簡単なことだ。

かしこい体。こわいときは「逃げる」。
危険を察知することができるかしこい体。これ大事。
居心地の悪いところにはいないほうがいい。
つらいことはしなくていい。
自分がやらない方法を見つければいいだけ。
つらいことをしているのは、
頭がまわらない状態。疲弊した体。最悪だよ。
楽しいことをやろう。
しあわせになろう。

きょうから、かしこい体をめざす!

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