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備忘録(56歳の誕生日)

誕生日、結婚記念日、クリスマス、バレンタインデーなど、世のなかにはさまざまなお祝いごと(?)があるが、その手のイベントへの熱意はとんと持ち合わせていない。

と思っていた。
要するに面倒くさがりなのをそう言って主義の問題にしていたのかもしれない。すみませんすみません。

ところがたまたま今年のバースデー前日、畑で採れたお野菜をいただきに夫とともに夫実家に行くことになっていた。そのときに、なんとワタシの誕生祝をしてくれるというではないか(!?!)

エ、ワタシノタンジョウカイ........…?

どうやら、ワタシの誕生日前日の訪問だということに気づいた義母がサプライズパーティという趣向を思いついたらしい。しかし、夫婦間意思疎通がとれていなかった義父が夫に「〇日にsh子さんの誕生会やるから」とLINEしてきてしまったのだ。

ええええええええーーーーーー!!!???
ワタシの誕生祝ーーー!?!?!????

実親にも子どものころしかそんなのやってもらったことないし、結婚してからは誕生日に外食するとか、夫にねだってなんか買ってもらったことはあれど、自宅とかだれかの家で自分の誕生祝を開催するという発想も経験もずっとなかったワタシはたいそう驚いた。

いやいやいや、五十代なかばにもなって誕生日を祝ってもらうなんてこっぱずかしいし、そんなのいいですどうぞお構いなくーーー(恐縮)とは思ったけれど、せっかく計画してくれている義母や義父にそんなこと言うのは、どう考えても野暮である。ありがたく好意に甘えることにした。

結果、いや~、嬉し恥ずかし誕生日でした。
50代にしてホールケーキの上に乗せたローソクの火を吹き消すという羞恥プレイめいたアレもやりました。
義父母&義妹ファミリーからプレゼントまでいただきました。
義父母さま、義妹さま、姪ちゃん、甥ちゃん、夫、お心づかいありがとうございました。ワタシ史上、とてもとても記憶に残る日となりました。

そして、
なんと、嬉し恥ずかし誕生日祝はこれだけでは終わらなかった。

翌日、独立した息子とその彼女から「お母さん、誕生日おめでとうございます!」と笑顔のメッセージ動画がLINEで送られてきたのである!!

もうね、こんな日が来るなんて、それを見て全俺が泣きましたよ。
嬉しすぎてワタシもうすぐ死ぬのかな(錯乱)。

というわけで、今年は絶対に忘れたくない誕生日となったのでした。

ありがとう、世界。





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