見出し画像

短歌 Ⅰ

ことばなく 座った君の 傍らで 
心配ないと 吹き抜ける風


はしゃいでた あなたの笑顔に 捕らわれて
かぶる夕日に 沈み込む僕


人通り よけるからだが ふらついて
あなたの肩に 不意に触れる手


行く先を 見ていた君の 横顔が
君もこっちと 無言で告げる


君と見た 明日の旅への 道筋に
地図の笑顔が 浮かび出る昼

この記事が参加している募集

よろしければサポートお願いします!