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美しい地球を守ろう!海遊館とUNEPのコラボ企画の報告

いつもは事前準備用としてnoteを書いていますが、今回は事後報告です。先週の日曜日に海遊館とのコラボ企画、~ ジンベエザメを通して私たちができること ~「Only One Earth – かけがえのない地球 海の豊かさを守ろう!」,
を開催しました。海遊館と言えば、世界最大級の水族館であり、特に大阪市民にとってはなじみの楽しむ場所で、色々な人生で訪れている人も多いと思います。ちなみに僕は、初めて行ったのが大阪に引っ越してきた2015年。そこから家族で、子供たちとおじいちゃんおばあちゃんと、そして今回は仕事で行きました。

今回のコラボは、僕が勤務するUNEP-IETC30周年記念のイベントの一つで、大阪市さんや地球環境センターさん、その他多くの皆様の尽力でコラボの機会に恵まれました。皆さんに感謝です。30周年記念イベントシリーズでは、山田環境副大臣、小池都知事、松井大阪市長、福田川崎市長へのインタビューをさせていただく機会にも恵まれました。

さて、この海遊館とのコラボ企画は、今喫緊の地球規模課題であるプラスチック汚染問題を、少しでも多くの人に知ってもらい、普段の生活から何かできることを見つけてもらい、それをアクションしてもらう、事が目的です。

コラボ企画では、最近色々とお仕事をご一緒させていただいている書家・アーティストの岡西佑奈さんのパフォーマンス、しかも今回はジンベイザメが暮らす水槽にアクリル板を貼って、そこに生き物と書道を組合わせたメッセージを書くというパフォーマンス。もう、ただただ、感動の一言です。岡西さんが書かれているそのガラス一枚向こうにジンベイザメが泳いでいた(岡西さんを見に来た?)その瞬間、なんとも言い表せない神秘的な感覚を体験しました。その瞬間がこちらです。

最後に書かれた文字は「美」。自然のその美しさを改めて感じたパフォーマンスと作品でした。岡西さん、ありがとうございます。

その後は、場所を海遊館ホールに移して、海遊館の皆さんとのトークセッション。前半は岡西さん、海遊館館長、長年サメを担当されている職員の方とのサメトーク。岡西さんのパフォーマンス中に感じたのですが、お魚さんたちと人間はガラス一枚を隔てていましたが、同じ目を持ち、同じ鼻を持ち、同じ口を持ち、今から数億年前どこかで別れる前は一緒だったんだな、とも感じました。今は別々な空間に住んでいますが、つながっているのは確かであり、地球上の生物として同じこの時・時代を生きている、そしてこの豊かな地球を共有している、ということを改めて感じました。それと、ジンベイザメのお話し、広い海での生活や生い立ち、世界で一例として発見されたジンベイザメのお母さんのおなかの中に300匹もの赤ちゃんが育っていた、という話しにはびっくりしました。あと、しっぽで魚をたたいて捕獲するニタリのお話しもすごいと思いました。数多くの魚の中で、おそらく唯一、しっぽで魚をたたくというそのすごさ、後々考えてみれば、どう考えてもランダムに動いている魚をしっぽで仕留めるというものすごい高度な技に進化した、その生命力のたくましさに、色々と学ぶことがありました。

その後はみんなで海洋プラスチック汚染問題。ジンベイザメのおなかの中から、プラスチック製髪のくしの一部が見つかったりとか、僕の方からUNEPの持っているデータや映像をお見せしたり、その問題についてお話しをしました。でも皆さん、プラスチックは悪くないですよ。プラスチックがあるからこそ、今の社会が成り立っていて、プラスチックがあるからこそ新鮮な食料品を食べることができたり、途上国の難民キャンプに安心で安全な飲料水や食料品を届けることができるのです。悪いのは全て私たち人間。使った後は知らない、とし続けてきた結果が、マイクロプラスチックとして食物連鎖に入り込み、最終的には人間の体にも入ってきている、と言う自分で自分の首を絞めているのです。それと人間のせいで、その他動物への影響も出ています。これは全ての環境問題の発生と同じです。ルールを作ろうが、条約を作ろうが、生分解性プラスチックなどを活用しようが、最終的には私たち人間が本質的に変わらない限り、地球環境問題の解決はありません。

最後に、海遊館と地球環境センター、大阪市の皆様との記念撮影。海遊館のスタッフの皆様のチーム力に感謝です。だからこそ、水槽のこちら側で楽しい時間を過ごすことができる、という皆さんのお仕事ぶりでした。ありがとうございました。また次回よろしくお願いします。




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