子育てしつつバリバリ働いている人はパートナーのキャリアをどう考えているのか

仕事と家庭のバランスは難しい。そんな話は津々浦々にあるわけですが、自分でバランスをとることが難しいのではなく、家族の何かとトレードオフになることが難しいのだということは、もっと議論されても良いのでは、と最近特に思います。

私は仕事が好きな方で、出産してからは自由に出張できない（出張はしているけど、前ほど気軽には行けない。できるだけ滞在時間を短くする）ことをいつもモヤモヤと抱えており、気軽に出張できる人を勝手にうらやましく思っています。一方で友人たちと話をしていると、私が泊りがけで出張できることにとても驚かれ、うらやましがられます。

私は出張に行けないストレスを感じる反面、行く際には罪悪感をおぼえます。夫に負担をかけることになるためです。どの家庭においても、ある程度の分担はあったとしても、一方が仕事に熱心で家を空けることが多ければ、もう一方がその負担を引き受けることになります。その負担のせいで思うようにキャリアが築けないことを、家を空けている方はどのように考えているのでしょうか？

幸い、というべきなのか、私の夫はキャリアアップに熱心ではありません。それを不満に思うこともありましたが、友人たちと話しながら、そういう熱心ではないタイプだからこそ私はこうして出張できるのか、と思うようになりました。

子育てしつつキャリアアップを目指せばいいじゃないか、と言うのは簡単です。しかし、具体的に手を動かさないのであれば、無責任と言えます。そして子育てや仕事にどういう想いを抱いているか、どれだけの負担感を抱くかは人それぞれです。

私が自主的に出張を制限していることを、もっと自由に行けばいい、と言われることもありますが、その際に抱く罪悪感と、他の人はどのように付き合っているのでしょうか。
結婚してからはそんなことばかりをぐるぐる考えています。