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膝蓋骨骨折小話 #2 骨折確定(2日目)

病院へ行く

転倒した翌日の朝までぐっすり寝ていた。旅の疲れもあったと思う。
でもすんなり立ち上がれないことに気づく。ヒザも昨日より大きく腫れている気がした。もう覚悟はしている。

2日目のこの日は日曜日だったので、救急科のある医療センターへ両親ともに出でかけた。
車の乗り降りは一人ではできない。乗るのは勢いつけてなんとかできる時もあるが、降りることはできないため右足を支えてもらう。

医療センター入り口には自由に使える車いすがあり、それに乗り救急科へと向かう。

受付をして、ずいぶん待って、診察してもらって、レントゲンとって、再度診察室に呼ばれ・・・、「膝蓋骨骨折」と診断される。

救急科での応急処置

右ヒザの皿の外側寄りで骨がタテに割れていることがレントゲン画像で分かった。

応急処置としてしっかりヒザを伸ばし、添え木になるようなものをあてられ、包帯でぐるぐる巻きにされた。この程度なら手術する必要もなく、ヒザを伸ばした固定で済むが、1か月は固定が必要とのことだった。そして、平日に同じ医療センターの整形外科にかかってくださいと言われた。

念のため最低限の入院セットも持って行ったけれど、この病院の救急科では、この骨折で入院という判断はできないというような説明だった。

ほかにもいろいろ聞いた。
・体重をかけても問題のない骨なので、とにかくヒザは曲げないように。
・食事中、座ってもヒザが曲がりそうなら立ってご飯食べたほうがいい。
・お風呂はシャワーなら問題ない。
・患部を冷やしておくこと。
・横になるときは患部を心臓より高い位置に上げておくこと。

人生初めての骨折

転んだだけで骨折って本当にするんだ。
でも骨折って診断されてとても清々しい気持ちになった。

ヨコに割れるともっと気を付けなくてはならないらしいし。まだよかったんだと自分に言い聞かせていた。おそらく両親も同じように自分に言い聞かせていたと思う。

昨日から痛感していたのはヒザ全体が痛むと言った感覚だった。これは後々分かったのだが、すりむいていた傷が単に痛んでいるだけであった。このときはまだ骨の痛みとは全然違っていた。

こんなことになる前にやっておいてよかったこと。それは脱毛。

家に帰ってきて、ほっと一息後にすぐに感じた。
診察してくれたのが若い医師(しかも2人がかり)だったこともあり、わたしにだって羞恥心あるわい。

おみ足つるぺかでよかったーって。
明日診察だからって、ムダ毛処理するほど自分に構ってられないもんね。

生えててもきっとお医者さんも見慣れていると思うが、自分がどう思うかの問題だと思う。そう思うとやっておいてよかったなっていうのが女子目線であります。


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