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膝蓋骨骨折小話 #13 リハビリ3週間目と美容室に行く(49-58日目)

地道なリハビリ

リハビリ開始時はヒザを曲げると床から指3本分の高さしか上がらなかったが、早々に床からこぶし2個分の高さまで曲げられるようになった。ただし最近は高さには変化がない。
というのもこぶし2個も自力で曲げられないこともあるし、調子が日による。さらにこぶし2個分以上曲げたくても、太ももの内側の筋肉かなにかがピンと引っ張られる痛みが大きくなる。これ以上やろうとするとそれが切れちゃいそうな痛みだ。なかなかリハビリというのは難しい。
お医者さんが言うように、あと2か月で本当に普通に歩けるようになるんでしょうか。

苦行の日

通っている病院はリハビリが予約制で、かつ患者が多いので予約が取れないことが多い。わたしは週5ペースで病院に通っているが、リハビリとしての予約はだいたい週に2から3回しか予約が取れない。取れた日はリハビリ20分と超音波治療、取れないときは超音波治療と10分のマッサージを利用して簡単にリハビリを受けている。

20分リハビリは担当の理学療法士さんが二人いてどちらかがやってくのだが、10分リハビリは理学療法士さんがランダムなので、場合によっては苦行に近いことがある。
ヒザがどれだけ曲がるのか、前よりどう変わっているのかなどもわかっているわけではないので、無理させられることもある。もちろん「痛いです!」と訴えればやめてくれるけど、「痛い!」って思いたくないじゃないですか。

そりゃ少々無理はしなければならない時もあると承知している。でもそれは「じわじわ痛み」、つまり徐々に痛みが出るので我慢できなくなる痛みまでじわじわ感じながら訴えられる。けれど10分リハビリで感じる「突発痛み」は急に我慢できない痛みがくるので、勘弁してほしい。

それとは真逆で甘いリハビリもあって、びびってなのかマッサージ程度で簡単に終わってしまう場合もあって、どれもスタッフによるんだろうけど、10分リハビリも担当制にしてくれないかな・・・。こういうことは病院側に訴えられないわたしなのでした。

美容室に行く

外出しないとはいえ、さすがに髪の毛が伸び、うっとうしくなってきた。
なじみの美容室に事前に骨折の状況を説明したところ、万全の用意をしてくれていた。ありがたいです。
カット台やシャンプー台に座るときに、すべて補助してくれて、足を上げられるようにとちょうどいい高さのイスを用意してくれていて、なんとか無事髪を切ることができた。
カット台は少しの補助で座り降りも楽だったけど、シャンプー台は結構大変だったかな・・・。お店の方に迷惑かけちゃった感じがする。

結果的に、ヒザがすこしでも曲がる状態だったからなんとか自分も無理せずできたかなという感想。がちがち固定のギプスでヒザを曲げないようにしている時期には、やはり無理になるかもしれないのでおすすめはできない。

にしても今回の髪形は失敗したなー。

ダッシュしたくなる

美容室もそうなんだけど、病院の行き帰り。自分の歩くスペースが遅すぎて、無性にダッシュしたくなる。体の中は?心は?脳は?「早く歩きたい。ほらほら歩こう!走ろう!」と感じているのに実際は歩けない。歩いている途中でなんだかすごい感覚になる。
ダッシュなんてできるわけないんだけど、なんだか足がザワザワするのだ。

そうやって、よそ事を考えると足元見るのを忘れたり、周りの動きを確認せずにぶつかったりしかねないので、立ち止まって心を落ち着かせるんだけど、すごく変な感覚だ。
変な感覚に悩まされないように早くダッシュできるようになりたいものだ。


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