見出し画像

カウンセリングれぽ(EMDR編)-⑧ ジェンダー、その他の問題

できれば放っておきたかったことや、人に明かしたくないことはたくさんあった。
薬を飲んで、療養して、あるいは入院して、それだけで治ればそれに越したことはなくて、
じぶんのなかの不快感情や劣等感やゆがみやトラウマなんか見たくなかった。人に言いたくもなかった。
だけどわたしはもうそんなステージにはいないらしい。
不公平に歯を食いしばっても、Do or Dieなら、やるしかないのだ。

れぽ⑧の前に、ジェンダーのはなしをしなければならない。そう思ってビリーアイリッシュに救われてという話を書いた。

これも、実際話す人を選ぶ事柄で、時代が時代なら黙ったまま放っておかれたことだと思う。ジェンダーに流動性を見出さなければ、「ただの男じゃん」「男ならごちゃごちゃ言うなよ」と言われてしまうことだから。
……とはいえ、この話題はまだカウンセラーには話せないでいる。勇気や準備が必要というよりは何から話せばいいかわからないからだ。

そして8回目。今ではEMDRの療法よりも、原因特定のために雑談をするのがメインとなっている。
雑談といってもカウンセリングから次のカウンセリングまでにあった出来事をまとめて考察したメモを元にして話す感じで、それほど楽しいものではないし、他人からは馬鹿みたいに見える小さなトピックでも、必要そうなら掬ってこなければならないのだけど。

で、その馬鹿みたいかもしれないトピックが恋愛で。
しかも恋愛して病んでいるのではなく、「してないこと」を気に病んでいるというかたち。
決して人生のなかで恋愛しなかったわけではないのに、元々の自信のなさ・病気してからの自尊心の低下も相まって、いまは”ASDだから恋愛の感覚がわからない。ふつうの人とは違うから…”というネガティブな感情を持っている。
あとは依然として治らない醜形恐怖も問題だと思う。

で、このことによってまあまあ孤立感を味わっていて、それは良くないことだと思う。みんなが当たり前に感じて理解できているものを、自分だけが理解できないんだと責めているから…

8回目はこの程度のボリュームだけど、このことを書くのにすごく抵抗があって、めちゃくちゃ時間がかかった。言いたくないし書くのは辛いしさらけ出したくなかった。
しかし、これが9回目にある程度繋がるのだから、カウンセリングってすごいなと思うのだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?