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君に価値なんてあるのだろうか。

終わりはいつも一瞬で呆気ない。
始めた時からの道のりは長かったのにこんなにも簡単に終わってしまうのかと考える隙も与えられずに終わってしまう。
終わった後は結果を事実としてつきつけられる。
成功、失敗、勝ち、負け、とかいう結果。
ここでいう結果というのは個人的な努力が関係するような個人に関わるもの。
その事実だけを前にしてはプロセスなんてまるで見えない。
結果よりも過程が大事とか結果が全てとかなんて時と場合による。
どちらが大切ですか?なんていうクソみたいな問いもある。
結果と過程はどちらももたらすものがある。
結果は他人から分かりやすい評価対象。
良い結果が並べば称賛され、悪い結果が並べば蔑まれる。
評価されて価値が出るのなら敗者には残酷だ。
そして良い結果は自信と自己肯定感をもたらす。
悪い結果はそれらを奪い取って喪失させる。
自信を持つと物事がうまくまわりだす。
失い続けると取り返すのに時間がかかり、どんどん腐っていく。
結果が突きつけられたとしても世界の時間は止まらない。
前に進み続けるしかない。
見かけ上は立ち止まれない。
実際は自己肯定感や自信をそこで引きちぎられて進む。
自分自身の一部分はそこで時を止めている。
その分薄っぺらくなって進んでいる。
穴が空いたまま進んでいる。
ただ、失うだけではない。
過程で得たものが身についている。
他人からは見えにくい過程。
他人からは曖昧な評価をされる過程。
自分自身のことなので他人が分かるわけない。
過程で得られるものは人それぞれで感じ方も人それぞれ。
良い部分も悪い部分も見えて身につくだろう。
ただ、穴は塞がらない。
悪い結果で空いた穴は
良い結果でしか紡げない。
良い結果を得た瞬間に言える言葉が
「時を戻そう」
あの頃置いてきた自分自身を回収しにいける。
生きている限りはこれができる。
悪い結果で空いた穴から心を落としてしまい
この世を諦めたらそれができない。
ただ、しぶとく生き延びれば振り返った時に意外と笑えたりするんじゃない?