見出し画像

角を立てずに伝える方法

こんにちは!
「難しい」を「易しい」に変えるナビゲーター 深谷百合子です。

伝えにくいことを伝えるのって、難しいですよね。
今日はそんな「伝えにくいこと」を角を立てずに伝える方法についてのお話です。


先日、ある土木会社様へお邪魔したときに聞いたお話です。

その会社は社員数が30名弱。そのうちの約1/3が女性社員です。
そして、女性の現場監督が多いのもこちらの会社の特徴のひとつ。

はじめて女性の現場監督を誕生させたとき、誰もが働きやすい職場環境にしようとさまざまな改善をしてきたそうです。

とはいえ、「セクハラ発言」をしてしまう人も…。

「私が直接言われたなら、すぐその場で『セクハラですよ』と注意できるのですが、他の女性社員からの訴えに対応するには配慮が必要なんです」
と専務を務めるKさんは言います。

セクハラ発言した人に「こういう言動はセクハラですよ」とKさんから直接注意したら、「あいつ、専務にチクったな」と、わかってしまうからです。

何百人もいるような会社と違い、30名弱の会社だと互いに顔が見えている分、伝え方を誤るとハラスメントを受けた側が居づらくなってしまいます。

でも、ダメなものはダメと伝えなければなりません。

そこでKさんが使ったのが、厚生労働省が広報・啓発活動の一環として募集した「標語」でした。

どんな標語かというと

「嫌そうじゃないから? いや、そうじゃないから。」
「セーフだろ? 言い訳するヤツ ほぼアウト!」

この2つ。

「ユーモアもあって、これならいいんじゃないか」と思ったKさんは、標語をプリントアウトして社長のサインを入れて職場に掲示したそうです。

標語を掲示してから、セクハラ発言はピタッと止んだそうです。

もちろん、日頃からセクハラ防止の啓発活動に取り組んできたというベースがあってのことではありますが、うまい伝え方だなぁと思いました。

「遠回しに伝える」っていうのは、普通は「伝わりにくい」ものですが、本人に直接ズバリと伝えられないときには第三者の発言を使って伝えるという方法を取り入れてみるのも一案ですね。

それでは、また。


■新刊『はじめてリーダーになる女性のための教科書』のご購入はこちら
■3刷累計25000部『賢い人のとにかく伝わる説明100式』のご購入はこちら

■ノートを使って思考を整理し、欲しい結果を得る方法はこちら

■ホームページはこちら

■未来のお客様から選ばれる
「想いの伝え方」7日間無料メール講座

◆豪華3大プレゼント!
特典1:あなたの強みが120%伝わる「テーマ発掘シート」
特典2:つい欲しくなる!「人を動かす伝え方3ステップ解説動画」
特典3:思わず本音を話したくなる!「コーチング式インタビューのコツ10選」

◆メール講座の詳細とご登録はこちらからどうぞ!


いいなと思ったら応援しよう!