「安定」は平成を境に変わる

こんばんは、SHINです。

仕事を考える上でよく基準に出される「安定」。

これからの時代の安定を考えたいと思います。

今回は公務員は安定なのかどうか。

ひとくくりにはできませんが、自分は安定からは程遠いと考えています。

というのも公務員でも安定と言えるのはある程度条件が揃っていないといけないからです。

すでに地方ではだいぶ安定が崩れそうな気配は漂っています。

人口が減り続ける地域では、職員の給料、退職金を削っていくことは余儀なくされます。

確かに公務員は退職金は良い方です。

ところが人生100年時代と言われるこれからの時代、老後必要になる額を考えると十分とは言えません。

でも民間より多いならましじゃないのか?

退職後、再就職をしないと生活ができない、これは当たり前になってくるでしょう。

そのとき、公務員退職者は民間退職者に比べてスキルと呼べるものを持っている人は少ないでしょう(これも一概には言えませんが)。

スキルのない老人が老後の生活水準を保ちながら無理なく働けるなんてことはなかなか厳しいことでしょう。

雇う側からしたら同じ条件ならスキルある方を採用しますし、体力のある若者を採用するでしょう(安い賃金で雇えるかどうかはこの場合無視していますが)

資格と実務経験を経てスキルを持っていれば老後も働き方の選択肢はあります。

大半の人が事務仕事の公務員退職者ができる仕事は………

事務仕事はAIに奪われる………

もちろん技術的には可能でも今すぐ日本の大半の会社で事務員がいらなくなるレベルまで浸透することはないでしょう………

でも、浸透してしまったら………??

「事務を減らしたい人」は活動の幅が広がりますが、「事務ならできる人」は活動の幅が激減します。

確かに以前は公務員が安定の定番でした。

景気や成績に関係なく給料が一定額与えられ、福利厚生も素晴らしく、財源を圧迫するほど過疎化が進んでいたところも少なく、せいぜい70~80歳まで生きる程度なら退職金も最低限はあったからです。

しかしこの平成を境ぐらいに、地方では財源が減り、人件費を削り、老後の人生が長くなり、ITの力でカバーされる領域が増え、高齢者の雇用の枠に対して高齢者が増えすぎる…………

平成を境に安定の基準が大きく変わりました。

ただ、誤解のないように、

公務員になってはならないと、言いたいのではありません。

公務員だから安定という考え方はもう通用しなくなるという話です。

安定だけを求めて公務員になるのは危ないよと。

公務員という仕事も大切にしてほしいから、安定ではなく、公務員の働き方を十分理解し貢献したい目標を持って目指してください。

これからは公務員になれただけで人生勝ち組と言われることは減っていくでしょう。

「安定」

本当にあなたにとって最優先ワードですか??

「安定」

時代によって変わるものであることを忘れないでください。安定の定義は今、大きく変わっています。

以上、実は現役公務員のSHINでした(笑)

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