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アトリエを設計する #4 全体像のファーストイメージ
こんにちは、杉山です。
前回は敷地内に部屋のサイズを落とし込むボリューム検討を行いました。
今回はそのスケッチを簡単にCADで図面にして、そこへ窓の配置や断面のイメージなどをスケッチで考えてみます。
平面から立体へ、建築の全体像をイメージしていきます。
【ラフスケッチ】断面形状、立面など高さ方向のイメージ
雪に対する安全性の高い屋根であることと同時に、その屋根を建築の大きな特徴にしていくことを意識し始めました。
【平立断スケッチ】正しいスケールで立体を考えてみる
ラフスケッチでぼんやりと考えていることをとりあえず平面・立面・断面に落とし込んで全体像を描いてみます。軒を極端に低くして(軒高1,500mm)、屋根をわざと大きめにしてみました。
極端に低い軒にすることで、特徴的なプロポーションの外観と内部で視界の変化を生む効果を得られます。今回のアトリエ設計では、この全体のプロポーションと開口部についてのアイディアをひとつのテーマとして考えていこうと思います。
模型にするとこんな感じ。
民族調のプロポーションといいますか、屋根が大きいですね。
実は今回のスケッチで表現してみた三つのアイディア、
・低い軒
・特徴的な屋根
・方位と景色に向けて変化に富む開口部のバリエーション
は、敷地を見てアトリエをつくろうと考え始めた初期の頃からやってみたいと考えていたものでした。
近いイメージとしてはこんなところでしょうか。
design boom image © ludmilla cerveny
https://www.designboom.com/architecture/gens-disneyland-france-12-03-2016/
afasia © Hélène Binet
https://afasiaarchzine.com/2020/02/vincent-van-duysen-11/
dezeen images by photographer Mary Gaudin
https://www.dezeen.com/2019/02/22/werry-francis-houses-john-scott-mary-gaudin-photography/
京都もよう
http://kyotomoyou.jp/rengeji-20160516
物理的に小規模だとしても、空間体験は大きなものにしたい。いち建物としての整ったイメージは損なわないまま、いくつもの異なる空間体験の美しさを備えたものにしたい。ということを考えています。
ただし、このままだと屋根がかなり大きく、屋根のコストが過大になりそうな予感がします。そうした現実的な問題にも向き合わなければいけませんが、概ねこの方向性で悪くなさそうだなと感じていますので、もう少しスタディを進めてみようと思います。
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