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【静岡県の経営革新計画】の支援は経営革新補助金以外にも、さらに凄いのがあるので他県の人は絶対に見ないでください

▽トライアル発注推進事業ってなに?

■経営革新計画の支援内容は各都道府県によって違う

今までのおさらいというか、小規模の事業者さんが事業を営む中で考えていただきたいものとして、経営革新計画というものがあるというお話をしてきました。
これは、各都道府県によって支援の内容は違うものの、概ね、融資に関する優遇や、海外への販路開拓、特許に関する減免などになります。

詳しくは「静岡県 経営革新」などという形で検索していただくこととして、いくつかの都道府県の経営革新計画を見ていく中で、私の地元である静岡県の経営革新計画は他県に比べて「いいね!」と思うものがありました。

その1つが経営革新補助金です。

うま~く活用すれば3年連続で補助金が申請できます。

これだけでもかなりすごいことだと思いますが、まだあるんです。中小企業の支援に力を入れている静岡県・・・さすがです!

▽静岡県庁が貴社の商品・サービスをお試し発注!

もうひとつが「トライアル発注推進事業」というものです。

本事業は、経営革新計画の承認を受けた県内の中小企業が当該計画に基づき新たに開発した商品又は役務について、県が試験的に発注し、ユーザー評価を行い、その実績を公表することで、企業の販路開拓を支援するものです。

出典:静岡県 トライアル発注推進事業

■対象となる新商品等

次に掲げる要件のすべてを満たすものとします。

  • 経営革新計画の承認を受けた県内の中小企業者が当該計画に基づき新たに開発した商品又は役務。

  • 県において有効な使途が認められ、かつ発注が見込まれるもの。

  • JIS規格等品質及び安全性に関する基準に合致しているもの。

  • 他者の知的財産権を侵害していないもの。

この支援を受けるには、経営革新計画の承認を受けていなければならないのですよ。

http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-510/trial/documents/trial_bosyu.pdf

見出しが凄いですよね笑

静岡県庁が貴社の商品・サービスをお試し発注!

ただ備考欄にも書いてありますが

4.備 考
・対象商品等に選定された場合であっても、発注に至らない事があります。
・発注後、ユーザー評価を行い、結果を公表しますが、この評価は有用性や使用感に関するものであり、県が品質を保証するものではありません。

http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-510/trial/documents/trial_bosyu.pdf

そりゃそうですよね笑

そうはいっても、発注に至れば凄いことだと思いますし、ブランディングとしてもとてもいいので、販路開拓はしやすくなるのではないでしょうか・・・

もしご興味がある場合には、必ず最新の情報を取得してからください。
まずは、経営革新計画からですね!

▽おまけ

■販路開拓コーディネート事業

こちらにも書いておりますが、経営革新計画の支援の中に「販路開拓コーディネート事業」というものがあります。
これは、静岡県の独自のモノというわけではなく、経営革新計画の支援の一環として中小機構でサポートしています。

優れた新製品・新技術・新サービスを持ちながら、「新規性が高いがゆえに具体的な市場が顕在化していない」「広域的な販路開拓を行いたいが手がかりがない」など、単独での販路開拓が困難な中小企業の皆様を対象として、首都圏市場へのアプローチを側面から支援いたします。
当事業は、販路ネットワークを持つ販路開拓コーディネーターによるテストマーケティング(市場へのアプローチの手がかりをつかむこと)が中心ですが、必要に応じてマーケティング企画の段階から支援を行うことで、効果を高めることとしています。

出典:中小機構 販路開拓コーディネート事業
https://www.smrj.go.jp/regional_hq/kinki/sme/hands-on/frr94k0000007msd-att/202008hanro.pdf

これって、実はかなり良い支援制度だと思っていて、最終的に自社で販路開拓に取り組めるようサポートしてもらえるのは、非常に大きいのかなと。
特に、地方で商品開発をして首都圏に販路を開拓していきたい場合などには、特にお勧めかなと思います。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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