あの頃のわたしは
わたしは幼少期にどんな遊びをしていただろうか。
スケッチブックに絵を描いていた
とにかく絵を描くのが好きだったように思う。
子どもの「好き」は家庭環境や親の影響があると思っていたけれど、思い返せばうちの家族で絵を描く人はひとりもいない。逆に両親はバードウォッチングをする人だったけれど、わたしは鳥に興味がほとんどない。むしろ休日に朝から野山に連れ出されるのが子どもながらに嫌だった思い出がある。(今思い返せばいい経験だけれど)
何かを見て絵を描くというよりも、自分の中でストーリーを作りながら描いていく子どもだった。秘密基地とかガジェットとか。特撮に興味があったけど、あまり見せてもらえなかったことも影響があるかもしれない。
特撮はウルトラマンよりも仮面ライダーやスーパー戦隊が好きだった。
レゴも好きだった
お城なんかが作れるキットを買ってもらって、最初はお城を作っているけれど、気がついたら自分が好きなように作っていくタイプだった。
野山を歩き回る
開発された新興住宅地、ベッドタウンとはいえ周りには自然がたくさん残っていた。家には庭があったし、庭には畑があった。家の向かいには山と公園があったので、そこをうろうろと歩き回っては、秘密基地なんかを作って遊んでいた。
穴を掘る
家には庭があったけれど、そこに穴を掘っていた。何のために掘っていたかは忘れたけれど、穴を掘っていた。しかし、子どもの力では掘れる穴の深さも知れたもので、結局祖父がそこで野焼きをしていたように記憶している。
火が好き
火に惹かれたことを覚えている。わたしが子どもの頃はまだダイオキシンなどうるさくなくて、ふつうに庭でゴミを焼いていた。その火をじーっと眺めている子どもだった。
幼い頃、祖父宅でゴミを焼いている時に火のついた枝を家にもって上がって祖父を慌てさせたのを覚えている。
読書が好き
うちには漫画やゲームといったものはなかったので、とにかく本を読んでいたように思う。読書が好きなのは父も同じだった。図書館に行っては本を借りて読んでいた。
妖怪が好き
ゲゲゲの鬼太郎ブームという訳ではないけれど、図書館にはそういう本がたくさんあって、それを読んでいたように思う。自分ではよく分からないけれど、そういう世界があるのだろうと思いながら読んでいたように思う。
工作が好き
絵が好きなこともあって、地元の作家さんが主宰する絵画教室に通っていた。一応、中学校くらい油絵まで続けた。絵を描くのも好きだったけれど、工作の授業も好きだった。
中学校の授業では「箱の中の世界」という課題で、日焼けした古い本を箱の中に釘で打ち付けたのを覚えている。ちょっとやりすぎだと思う。
わたしの過去のたな卸し、わたしの土台になっているものを探す。わたしは何が好きで、何が苦手なんだろう。
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