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【アセック セクハラ闘争記 Vol.6 〜街頭宣伝で従業員へチラシを配布〜】

みなさん、こんにちは。私はSonyやAppleなどの世界的な企業と取引をしているアセック株式会社という会社で働いています。上司からセクハラ、パワハラを受けました。それを相談すると、副社長と役員からも人権侵害などのセカンドハラスメントを受け休職を余儀なくされました。現在は総合サポートユニオンという労働組合に加入し会社と闘っています。

今回は、アセックで起こっている現状を知ってもらうべく、社員や通行人に対してチラシを配り、街頭宣伝を行ったことについてです。


過去のnoteはこちらよりご覧ください。
・約束を反故にされ4時間以上待たされた 8月7日の 申し入れ
【アセック株式会社】へ申し入れをしました。セクハラ・パワハラを許さない!
・退出者が続出した 9月11日の ”第0回”団体交渉
アセック セクハラ闘争記 Vol.1
・会社の懇親会が中止されてしまった 9月29日の 街頭宣伝
アセック セクハラ闘争記 Vol.2
・団交拒否宣言をされた 10月12日の 第1回団体交渉
アセック セクハラ闘争記 Vol.3
・11月17日 #セクハラを許さない社会をつくるアクション
アセック セクハラ闘争記 Vol.4
・法令違反だらけのアセックの会社経営と労災認定
アセック セクハラ闘争記Vol.5 〜セクハラによる労災認定の記者会見

【出勤時間帯の街頭宣伝の目的】

2024年2月27日にアセック本社前で、従業員の出勤時間帯に街頭宣伝を行いました。
目的は、アセック社内で起きている事を従業員に知ってもらうためです。
これまでのnoteでも書いた通り、アセックは従業員に対し、セクハラ事件のことを一切説明してきていません。
それに加え、労基法違反が次々と発覚し、これまでのアセックの杜撰な対応やいい加減な会社経営を行っていることを、従業員にチラシを配り、知ってもらうことにしました。
その詳しい内容は前回のnote(アセック セクハラ闘争記Vol.5 〜セクハラによる労災認定の記者会見)をご覧ください。

従業員や通行人へ配布したチラシ

【役員へ直接抗議】

街頭宣伝をしている中、次々と従業員が出勤していきました。半数近い従業員がチラシを受け取っていきました。その中に役員が現れたので、「団体交渉に応じてください。」と、団体交渉の再開を要求しました。
すると役員から、「(団交再開の約束は)できません。」と回答がありました。
私たちは、「団体交渉拒否は違法ですよ。」と教えましたが、役員は「(要求書に回答はしているため)違法ではない。」と発言しましたが、中身のない回答を繰り返している現状はどうみても不誠実であり、違法状態です。
少しでも労働組合法を学べば団体交渉拒否は違法であることが解りますが、役員は無知だったのでしょう。
その後も、
「誠実に対応しています。」
「(組合からの要求書に対して)無視はしてないでしょ。」
「ちゃんと私だってね、会社の打ち合わせをしながら、方向を決めて、ちゃんと回答してると思うんですよ。」
という趣旨の事実とは異なる発言を言い訳のように次々と並べてきました。
セクハラを隠蔽するという会社からの指示なのか、自身で決めた事なのかは分かりませんが、結局私たちの前から逃げるように去っていきました。

出勤してきた役員へ要求を投げかけた場面

【従業員の反応】

アセックの本社は相模原駅から20分ほど離れている為、駅ほどの人通りはなく、いくつか会社がある程度です。それでも通行人の方はほとんどチラシを受け取ってくれました。
従業員の半数近くの人も受け取っていたように感じます。みんな真実が知りたいのだと思います。
しかし、その一方でこちらを睨んできたり、関係のない文句を言ってきたりする人もいました。アセック社内での説明が一切されていないが為に、情報が正しく伝わらずそういった行動に及んでしまう従業員がいるというのは悲しくもあり、アセックの対応の杜撰さが伺える場面だと感じました。
そうした環境ではハラスメントはなくなりません。今起きているセクハラ事件と真摯に向き合い、解決のための話し合いをし、ハラスメントを二度と起こさない企業へと変わって欲しいと切に願います。

【現れなかった加害上司】

加害上司はと言うと、結局現れませんでした。なんと、副社長から出勤するなと待機命令が出ていたそうです。アセックは、ただ私たちの要求に対して真摯に向き合えば良いだけのはずですが、ひたすら私たちから逃げまわる選択ばかりとり続けた結果、自ら通常の業務に支障をきたす対応に陥ってしまっています。

【会社で辛い思いをしている方、そういった人が近くにいる方へ】

ここまで読んでいただきありがとうございます。
私自身、この総合サポートユニオンと出会うまで、さらには会社と闘うと決心するまで1年以上かかりました。
今回の街頭宣伝で、休職以降初めてアセックの従業員に会いました。従業員に会うことへの怖さがなかったわけではありませんが、セクハラ事件や労基法違反など、アセックで起きている数々の問題の真実を、従業員へ伝えることができた事はよかったと思います。
それだけでなく、直接役員へ抗議ができた事や、副社長自らの判断が、アセックの業務に支障をきたすことになった結果というのは、ある意味今回の街頭宣伝での成果だと思います。
やはり一緒に闘ってくれる仲間の存在は大きいです。一人だと絶対にできないことができます。
私の願いは、この世からハラスメントが無くなることです。そのために、今私ができることをしようとしています。それは、セクハラをした加害者や適切に対応していない会社にその事実を認めさせ、改善してもらうことだと思っています。
企業は ”法律に則って会社経営をしている” 事が当たり前だと皆さん思っていると思いますが、アセックのように法律を無視して会社経営を行っている企業は実際あります。
私たち労働者自身が声を上げなければ、法を無視したまま働かせられることにもなります。
少しでも会社の行いがおかしいと思ったら、労働組合や労働基準監督署などへ相談してみるのも良い方法だと思います。

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