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僕は今日もお客様に会いに行く 川田 修著

仕事とは?何を大切にするか?という初心に帰らせてくれる、いい本に出会いました。

20代の主人公である三井総一郎が、伝説の営業マンの山野井さんに出会い、メンターである山野井さんから指導を受けながら成長するストーリーです。
物語形式なので時間かけずさらりと読め、かつ、ズシンとくるような深い言葉が散りばめられた、読み応えのある一冊です。

20代・営業職以外の方にも、ビジネスマンそして人として大切にしたいことに気づかせてくれれます。
ミドル・シニア世代も心の持ち様・情熱など、昔は持っていたが忘れかけたことを物語を通じて思い出させてくれるでしょう。

山野井さんのズシンとくるコメント3選>
 
1.小さなプライドを捨て切れないのは、本気になってないから
 
2.お客様に対して感謝の気持ちと愛情をもって接することができているか
 3.一生懸命やることから生まれる楽しさはいつでもどこでも自分で作り出せる

では、ひとつづつ解説いきましょう!

1.小さなプライドを捨て切れないのは、本気になってないから

 
営業で”トップを取る”と言わない三井へ
 ”君が曖昧な表現で逃げ道を作っているだけにしか見えない。本気になるのが恥ずかしいのではない。本気になってダメだった時が怖いから、本気になることから逃げているんじゃないか”

 と、仕事に対する姿勢を問いかける場面です。耳が痛いですねー


2.お客様に対して感謝の気持ちと愛情をもって接することができているか

 ”こいつは自分たちのことを理解ししようとしてくれていると思って、初めて色々と話をしてくれる。まず、自分が相手に興味を持つこと、商品を売ると言う視点じゃなくて、お客様の問題を解決すると言う視点。信用できる人間であることを感じてもらう

 ”出会ったこと自体が奇跡なんだよ。自分の前に座って話を聞いてくれる、それだけでもありがたい。出会った人に感謝しているか?お客様を愛しているか?”

 忙しさ・仕事の重圧で、ついつい相手の目線でなく、自分に目が行ってしまいがちです。
 相手のことを想うゆとり。持ちたいです

3.一生懸命やることから生まれる楽しさはいつでもどこでも自分で作り出せる

 ”結果を出す、実績を上げる、人に勝つ、といった楽しさはその時だけの一瞬のもの。一生懸命やることが楽しい。でも、その一生懸命やる楽しさって大人になればなるほど忘れかけている。”

 一生懸命やっているときは、ほんと楽しいですよね。没入感あり、時間を忘れてしまうぐらい。
 楽しい・楽しくないでなく、どう楽しくするか?にこだわりたいですね。

興味を持っていただけたら、是非、手に取ってくださいね。




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