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スーパーミニミニwick【Alice in Boon-gain-boon】

収集番号0003

いわくつき投稿用 (2021_11_24 17_06)

 アリスは、インクを飲んで小さくなった。
 では、あのインクの成分とはなんだったのだろうか。この細い1本の物体がその答えだ。

 「スーパーミニミニシダ」という植物がある。この植物はその名称通り「スーパーミニミニ」で、全長は大腸菌の約二十兆分の一。世界一高性能な「パルバニシス顕微鏡(名称の由来は勿論、どの国の言語かもわかっていない)」で初めて発見された植物だ。
 こんなに小さい「スーパーミニミニシダ」も、元々は普通のシダだった。しかし、自然淘汰とでも言うべきだろうか。ある個体から偶然「スーパーミニミニエキス」が分泌され、いまの小さな体へと進化した。
 前述した「細い一本の物体」とはこの「ミニミニエキス」を凝縮したものだ。これを水に溶かし、何倍にも薄め、その他様々な改造を繰り返して完成した薬が、アリスを小さくしたあの「インク」だったわけだ。

キュレーター 波止場のカモメ(中学1年)

Photo by Annie Spratt on Unsplash

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