本を買った休日
今年の目標の一つに「読書」をあげているのですが、最近読書が面白くてたまりません。
休日は「何しようかな、本屋に行こう」が定番になってきましたし(元々本屋が好きなんだけど)確実に時間を潰すだけの本屋通いから「読書のための」本屋通いへと、目的を変えることができています。近所に大きなショッピングモールがあり、その中に入っている本屋さんなんですが、品揃えがとて良いんです。
他にもユニクロとかいろんなお店がある中で、本屋に一直線です。そして30分ほど作品を吟味して、帰ってくるのが定番になっています。本当は買った本をフードコートやコーヒーショップでゆっくり読んでから帰る、なんてこともやってみたいのですが、それはなんだかソワソワしてしまいできません(気が小さい人間)
なので、もっぱら読書は家に帰ってからです。寝そべって読むと、あっという間に寝てしまうので、椅子に座って時間を決めて読むようにしています(タイマーの設定にはスマートスピーカーが超便利)
さて、最近読んだ本をご紹介したいと思います。
①木曜日にはココアを
素晴らしい短編集でした。登場人物はどこかのお話で少しずつ繋がっていて「あの人がここで!」という発見も楽しみの一つ。僕は初めて青山さんの本を読んだのですが、読みやすい!本当にスラスラ頭の中に入ってくるというか、ずっとワクワクしていた。ミステリーを読んでいるみたいな「謎解き」のものとは違う、大切な人との繋がりをワクワクに感じさせてくれる作品になっています。
僕は正直、ミステリーとか社会派小説みたいなものが好きだったので、こういう短編集などは女性が好んで読むものという意識が少なからずありました(本当に申し訳ありません)でも、この作品に出会ってその考えは完全に変わった。読み終わった後は、本当に幸せな気持ちになるのです。本を読んで「面白かった!」はたくさんあるけれど「読んで良かった」と、心が満たされるような感覚になるのは初めてだったかもしれません。
さて、ここまで書いて、休日にまた本屋へ行き購入した作品を紹介します。
①元彼の遺言状
弁護士、ミステリーという僕の好きな要素が詰まった作品だと思った。
②ライオンのおやつ
人生の最後に食べたいおやつは何ですか?
①は本屋さんの店頭で出会いました。②はダ・ヴィンチという書籍関係の雑誌があるのですが、そこで紹介されていて、ずっと読みたかった作品です。
でも実は、この2冊の前に「木曜日にはココアを」の作者である青山さんの「お探し物は図書室まで」も購入しています。まずはそれを読んでからかな。
どうしても「新刊で1400円です」とかなると、本一冊で…なんて考えてしまう時期がありました。1400円あれば、あれとこれが買えて…なんていうくだらないことをぐるぐる悩むのです。でも今年に入り、どうせ一回しかない人生なので、読みたいものはどんどん手に入れて行くことにしました。絶対にそれが無駄になることはないのです。
読書が習慣的にできるようになってから、思ったことがあります。それは「本の世界に入り込むことによって、現実逃避をしている自分がいる」ことです。日々の生活は嫌なことばかりです。今日は行きたいところがあって定時で帰ろう、という日に限ってマックス残業をしなければならなくなることもあります。そういう日はものすごく疲れます。何もできなかったという感情だけが心に大きなしこりとなって残り、気力を奪います。そんなときに本を読むことによって、その世界に浸り、現実逃避をすることができるようになる。その時間だけは嫌なことを忘れることができる。単純すぎるかもしれませんけどね。
明日終わってしまうかもしれない人生を、諦めずに進むための大切な時間。おうち時間の長い今だからこそかもしれないけれど、いつか死んでしまうその日まで、僕はずっと読書を続けていたい。
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