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延髄外側症候群になって(記録ブログの話)

ふと、ずっと眠ったままになっていたブログを思い出しました。

僕は2016年の夏に「延髄外側症候群」という病気になりました。今考えると、数日前から予兆のようなものがあったのですが、その辺のことまでが「ある程度生々しく」記されています。

改めて読み返してみると「そうだったなあ」とか、少し忘れてしまっていた部分もあった。やっぱり記憶が鮮明なうちに書き記しておいてよかったです。

社会復帰は決まったものの、本当にちゃんと働けるかどうか不安な時期に書いたブログです。キーボード打ちの練習のつもりもあったし、仕事が始まったら疲れて書けなくなるだろうなと思ったので、2週間くらいで一気に書きました。まぁ頭の中が荒れ果てて、ぐっちゃぐちゃな状態の文章なので、あらゆるものに対してかなり批判的な物言いをしている部分が目立つかもしれません。まずはURLをどうぞ。

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とにかく、この頃から「この経験を誰かの役に立てたい」という思いがあったようです。自分がきちんと社会復帰できるのかどうかということも含めた将来への不安は、とても言葉では言い表すことができない「負の感情の塊」です。

でもまだこうして生きている。明日も仕事だ、という別の負の感情を抱えたままですが。

記事は「前兆1」からスタートしています。まだ長時間パソコンに向かうことが辛かったので、休憩のたびに投稿を区切っていた記憶があります。なので、1本1本の記事はかなり短い投稿になっています。

最後の投稿は2017年の年末です。仕事を辞めざるを得ない状況に追い込まれてしまった、会ったことのない後輩について書いています。相当怒っています。

僕たちに残された時間というのは、この瞬間もどんどん短くなっています。つまり死期に近づいているということです。人生は一回なので、やりたいことを残さずやり切ったもん勝ちの世界です。それを一番感じていたのがこの頃の自分です。しかし、いつしかその生活が当たり前になると、別の欲が出てきて小さな日常に涙が出るほど感動していた自分の姿を思い出せなくなります。

このブログを読み返すことで、当時の自分にもう一度向き合うことができたような気がしています。

ネットで検索をすればすぐに情報が出てきますが、僕のかかった「延髄外側症候群」というのは、発症当時、見たことも聞いたこともない病気であるというのが正直な感想でした。

このタイミングでブログの存在を思い出したのも何かの縁だと思います。重複になってしまいますが、この記録ブログやnoteの投稿が、同じような病気やリハビリや、未来が見えなくて悩んでいる方たちに少しでも届いてくれたら、と思っています。

もし読んでお気持ちを悪くされた、ということでしたらそれは申し訳ありません…

今回リンクを貼るにあたり、気になる部分はあったのですが、何も手は加えませんでした。文章も当時のままです。

それではどうぞ。

https://ameblo.jp/pandasyogun/entrylist-4.html

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