Sghr / スガハラ公式『スガハラで働く』

ハンドメイドガラスのSghr / スガハラの公式noteです。noteでは、ガラス職人…

Sghr / スガハラ公式『スガハラで働く』

ハンドメイドガラスのSghr / スガハラの公式noteです。noteでは、ガラス職人をはじめスガハラで働く人やことを紹介します。

最近の記事

スガハラで働く#09|窯の守り人

お久しぶりの更新です!これまでひと通り、職人をはじめとするスガハラのさまざまな部署で働く人たちを紹介してきましたが、今回はめったに見ることのできないガラス製造にとって最重要な仕事とその担い手を紹介します。それではどうぞ! 広い工房の真ん中にドンと鎮座する、まるで宇宙船のような?設備。このなかにぐるりと一周、10個の坩堝(るつぼ)が設置してあり、それぞれに約1400度に熱されたガラスが水飴のような状態で入っています。ここから竿の先にガラスを巻き取り職人たちはガラスを成形してい

    • スガハラで働く#08|わたしのファーストデザイン(秋山光男)

      千里の道も一歩からという言葉通り、今ではベテランと呼ばれ、自らデザインした多くのガラスを世に送り出してきた職人にも、不安と希望(それに若さ)が入り混じったファーストデザインというものがあります。今回は、製造部の責任者である秋山光男さんに、当時のことなどを振り返ってもらいつつ、ファーストデザインについて語ってもらいます。それでは、どうぞ! テーブルに置いた器が少しだけ宙に浮いているように見えるアウコ、飲み口を唇の厚みに重ねたエアーリップといった、シンプルながらコンセプトが際立

      • スガハラで働く#07|職人を支える職人

        こんにちは。いや、こんばんは。もしかしたら、おはようございます。さまざまな時間の合間に、読んでもらえたらと思います、Sghr / スガハラの公式note『スガハラで働く』。今回は、スガハラで働くガラス職人以外の職人、いわゆる職人を支える職人を紹介したいと思います。普段、なかなか表舞台に出ることのない彼らですが、スガハラのものづくりには不可欠な存在です。では、どうぞご覧ください。 型を作る職人 ガラス職人による製造の工程、高温で溶けているガラスのタネを巻き、成形をしていくと

        • スガハラで働く#06|お客さまとスガハラを繋ぐ

          こんにちは。まだまだ寒さが堪えますね。Sghr ONLINE SHOP にて毎月更新されている、季節や暮らしのよみもの"MAGAZINE"2022年1月特集は『あたたかい飲みものとグラス』と題して、この季節に楽しめるホットドリンクとグラスをあたたかーく紹介しています。ぜひ読んでみてください! さて、今回の記事では千葉県九十九里にあるスガハラの工房に併設されているファクトリーショップの"働く”を紹介します。キーワードは「繋ぐ」です。それではどうぞ。 九十九里のスガハラの工房が

        スガハラで働く#09|窯の守り人

          スガハラで働く#05|女性職人の、働く

          新年あけましておめでとうございます!本年もどうぞよろしくお願いします。2022年の『スガハラで働く』、最初の記事は女性職人にフォーカスを当てたいと思います。スガハラでは女性の職人が多く活躍していますが、ちょっと驚かれることがあります。工房で働く職人といえば、男性というイメージがあるからでしょうか。この時代、性別でカテゴライズすることに大きな意味はなさそうですが、それでもライフステージの変化に左右されやすい女性が、ガラス職人として働くことについて聞けば、スガハラで働くということ

          スガハラで働く#05|女性職人の、働く

          スガハラで働く#04|スガハラだから、できること

          こんにちは!なんだかすっかり秋も深まり、本格的な寒さもすぐ訪れそうですね。真冬の工房では、中央の炉が大きな暖房器具がわりになります。凍えるような朝、出勤してきた職人たちが手を温める姿をよく見ます。 さて、今回の記事では、職人をフォーカスしてきた前3回の記事のまとめとして、スガハラのガラス職人として働き、"スガハラだからできること"を紹介したいと思います。他社と比べてというわけではないですが、おそらくユニークであろう特徴が3つあります。開発部長である職人の松浦健司さんに補足して

          スガハラで働く#04|スガハラだから、できること

          スガハラで働く#03|若手職人、本音の座談会

          こんにちは。Sghr / スガハラ公式note『スガハラで働く』、今回の記事では、若手職人3名による座談会の様子をお届けします。お題はずばり、「スガハラで働くことについて」。できるだけ本音を聞かせてくださいね!とお願いしました。それでは、どうぞ〜 荻江あかり|入社6年目。女子美術大学芸術学部 デザイン工芸学科工芸専攻ガラスコースを卒業後、新卒採用で入社。自身がデザインした製品に『lumi(ルミ)』がある。妊娠出産にともなう1年間の休職を経て、職人として復帰。 多部田雄一|

          スガハラで働く#03|若手職人、本音の座談会

          スガハラで働く#02|ガラス職人の一日(中堅編)

          こんにちは。前回の記事に引き続き、ガラス職人の一日を紹介します。今回は中堅職人の江良徹さんです。当初、ベテラン職人ということで取材を依頼しましたが、「ベテランって、もっと上いますよ」ということで...(笑)中堅職人としての一日を密着させてもらいました。江良さんは、スガハラ随一のワイングラス職人であり、ワイングラスの他にも多くの製品のデザインを手がけています。 7:50|出勤、準備・段取り もう前日に準備や段取りなどは済ませてあり、あとは微調整して、すぐ仕事に取りかかる。そ

          スガハラで働く#02|ガラス職人の一日(中堅編)

          スガハラで働く#01|ガラス職人の一日(若手編)

          こんにちは。Sghr / スガハラの公式note、記念すべき初回の記事をお届けします。まずは、スガハラと言えば!の、ガラス職人の一日を紹介してみたいと思います。取材させてもらったのは、若手職人の伊藤優紀さん。入社8年目、「若手といってもそろそろ中堅ですよ...?」と照れる伊藤さんの一日に密着しました。 7:40|出勤 始業は8時、その前に続々と出勤する職人たちの中に伊藤さんを見つけました。伊藤さんは神奈川県出身、現在は工房から車で10分ほどのところに一人暮らしをしています

          スガハラで働く#01|ガラス職人の一日(若手編)