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亀岡いきいきガーデン コンソーシアム会議

2021年に亀岡市役所市民ホールで第二回目となる「亀岡いきいきガーデンコンソーシアム会議」が開催されました。その様子をレポートします。

参加者は亀岡市市長の桂川氏、亀岡市役所の職員の皆様、NPO法人亀岡・花と緑の会の尾崎理事長と有志の皆様、京都府立農芸高等学校の山口先生と生徒、保津川遊船企業組合の豊田理事長、神戸国際大学の白砂伸夫教授、ガーデンの施工に携わってくださったガーデンファクトリー創都の清水氏、実政造園の実政氏、ソーシャルグリーンデザイン協会の神木・谷岡、総勢36名の参加となりました。
亀岡いきいきガーデンについてはこちらの記事で詳細を説明しておりますのでぜひお読みください。

会議の冒頭では、桂川市長のご挨拶のあと、白砂教授による「亀岡いきいきガーデン」に関する今までの活動の振り返りがおこなわれました。

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「今回のこの“亀岡いきいきガーデン”のプロジェクトはとても珍しいプロジェクトです。流通している花苗を買って植えるのが花壇づくりの本流とされているなか、このプロジェクトでは“農家の庭”をテーマにして亀岡の農家の庭先に植わっている植物を提供していただきました。花苗を買うと莫大な費用になりますが、農家の庭はお金をかけない手間をかけないことが多く、一般的なガーデニングに比べて手間がかからないのが農家の庭の特長です。
これこそが持続可能なガーデンの作り方なのでは、と思っています。
たまに『農家の家の庭というのは雑然としていて、ダサくないですか?』と聞かれることもあります。植物はそれぞれに素敵なんです。もしガーデンがダサくなってしまうのであればそれは植物の良さを生かしきれない人間側のセンスの問題です。質問してきた方はそうお答えすると黙られます(笑)。
お金も手間も極力かけずに亀岡市がガーデンシティになればいいなあと思っています。失敗したら失敗したらでいい、最初から完全形を望んではいけない。少しずつみんなで創り上げていけばいいと思っています。今日はみなさんとこの場所をどうやって育てていくかを話していければと思います。」(白砂教授)

参加者ひとりひとりによる今までの振り返り

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今後の活動についてのディスカッションの前に、今まで植栽イベントや種まきイベントに参加してくださった参加者の皆様、お一人ずつから振り返りの感想コメントを述べていただきました。出た感想コメントを以下に抜粋します。

植栽イベントも種まきもおもしろいなと思いながら参加しました。さてこの場所をどう、維持管理していくのだろういう不安もありつつ…

・季節によってどのようなイベントがあるのかわからないけど積極的に参加したい

・なかなか普段関わることのない方々との交流が生まれる場所になりそうなのがいいと思った

多かった意見は「イベント等があれば今後も参加したい」「コミュニティの場になりそうで楽しみ」という意見。ただ「メンテナンスや維持管理はどこが?誰が?荒れ果ててしまわない?」と心配する意見も多数でました。


さらに、京都府立農芸高等学校では植栽イベントの振り返りとして成果と課題点をまとめてきてくれていました!

・イベントは参加者同士の交流が生まれ、学生にとっては学びの場になる
・植物の知識不足で不明点があり知識を深める必要がある
・事前に植物の特徴やサイズ感などがわかる資料があれば理解しやすかった


等、学生同士でディスカッションした内容を京都府立農芸高等学校三年生の生徒が発表してくれ、参加者の皆様から拍手喝采!

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何を「ガーデンの完成形」とするのか

今後についてディスカッションがスタート。まずは桂川市長より白砂教授への質問。

「みなさんの家に植わっている植物を提供してもらって“農家の庭”である亀岡いきいきガーデン」はスタートしましたが、どの時点が完成形となるのでしょう?1年後2年後?先生が思う着地点はどこでしょうか?」(桂川市長)

「亀岡いきいきガーデンのプレゼンの際に提案したイメージパースはこのような感じです。このイメージになるには3年を目途にしましょう。3年間色んなことにトライしつつ、様々なやり方を模索するのはどうでしょう。」(白砂教授)

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より多くの人々に興味を持ってもらうには

次はせっかく生まれたガーデンをより多くの市民に愛されるように、また多くの方に興味をもってもらうにはどうすればいいかを話し合います。

・ボランティアで参加してもそのうち参加しなくなるかも。その次も、そのまた次も参加したいと思うような内容だったら続いていく

・植物の勉強会などをこのガーデンで行えばいいのでは。大事なのはコミュニケーション。人が集まり話がはずむ楽しい場になると魅力的

・お花の交換会、バラの剪定が学べるなどのイベントは参加者にもメリットになるのでいいのでは


SGD協会の神木からはこんな提案がでました。
「私が大阪ステーションシティで屋上ガーデンを手掛けた時“ガーデンを手入れしているスタッフに会える”というしかけを作った。要は植物に詳しい人に質問ができる開かれた場、です。
本来はお客さんが来る前に植栽手入れすをするスタッフはバックヤードにはけるのが定説だったけど、あえてお客さんがいる時にお手入れすることにしたんです。そうすると人と人との交流が生まれるんです。
亀岡へ遊びに来た人に亀岡いきいきガーデンのお手入れ中のみなさんが植物の魅力を伝えることで訪れた人は「花や緑の知識を得た」体験になります。
亀岡いきいきガーデンそのものを見てもらうのではなくて、亀岡いきいきガーデンを通じて生まれたコミュニティや皆さん自身を発信していきたいんです。」(SGD協会・神木)

維持管理について

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振り返りの時にも多くでた維持管理については桂川市長からアンサーがありました。
「参加者のみなさんが心配しておられるのは亀岡・花と緑の会のみなさんに維持管理の重荷がのしかかってくるんじゃないかという心配や重圧を感じていらっしゃるのかなとお見受けしました。
この亀岡いきいきガーデン亀岡市の土地として今後、亀岡市の都市整備課が窓口となります。亀岡市が責任をもって運営していきますが、やはり皆様のご協力は欠かせないと思っております。まずは3年間、一緒にこの亀岡いきいきガーデンを育てていただければと思いますので、お力添えいただければ幸いです。」(桂川市長)

およそ2時間にわたり執り行われたコンソーシアム会議。たくさんの意見が交換されとても有意義なディスカッションの場となりました。亀岡いきいきガーデンはここから3年間、みんなで育てるガーデンへ!

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