究極のマルチディスプレイ
パソコン作業で食べている人で「マルチディスプレイだと効率化される!」と熱弁する人が結構多いですね。
そんなに場所を確保できない、という声もありそうで、私も移動先での作業が多いため外部ディスプレイに接続はしないのですが、広義でのマルチディスプレイを実現するものとして「複数のメモ帳とノートを使う」というものがあります。
パソコンの画面一枚だけで何でも管理できてしまう時代ですが、例えばタスク管理部分だけをノートに書き出してしまって、その日のタスク管理はそのノートを参照する形で行ってみる。そうすると、貴重なパソコンの画面の一部あるいは全部をタスク管理というサブ的な存在に割く必要がなくなるのです。
スケジュールも同様で、当日のスケジュールは別のノートに書き出してしまって、タスクを書いたノートの横に並べて置きます。やはりパソコンの画面の一部あるいは全部をスケジュール管理のために割く必要がなくなって、貴重なパソコンの画面を本当にやるべきこと(私であれば文書作成作業など)に充てることができるのです。
デジタルはあくまでも情報の母艦、バックアップであって、常にデジタル画面を表示させることによって全ての情報を把握する必要はありません。
機動性の高さ、柔軟性の高さで言えばペーパー(電子ペーパーやタブレット端末でも構いませんが)の方が優秀な場合もあります。
ペーパーレスという発想自体には私も大賛成で、紙媒体で資料を配布するような組織とは距離を置きたいところですが、デイリー単位でのタスク管理やスケジュール管理といったサブの要素については敢えて取り回しの効きやすいペーパーにその役割を与えることも合理的です。
マルチディスプレイとしての紙媒体、という時代に反するようにも思える考え方に共感してくれる人が一人でも増えますように。
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