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背筋も凍るホラー映画紹介シリーズ第1回「羊たちの沈黙」

1.はじめに

今回の記事はインスタグラムでも更新いたしましたが先日、BSで羊たちの沈黙が放送されていたのでその録画を見たということで備忘録をこちらにも残しておこうと思います。このコーナーはホラー映画に重点を当ててレギュラー化しようと考えています。夏も近いですし、夏になるとやはり涼しさを求めてホラーが見たくなります(私だけかもしれませんが(笑))

ホラー映画って特撮ヒーローとは相反する要素だと思うんですよ。まさに水と油なんですけどそこがいい。特撮が水ならホラーは油です。たとえ話好きなんですよ。昔から。さて本題へと移りましょう。

2.ヒロイン「クラリス・スターリング」のドラマ

インスタグラムでも記事を書きましたが私が羊たちの沈黙が好きな最大の理由はヒロインのジョディ・フォスターが演じたクラリス・スターリングです。彼女はFBIの訓練生で勉強の一環で世間を震撼させたバッファロービル事件の捜査に参加します。その中で彼女は精神科医だった囚人にして天才犯罪者のハンニバル・レクターにプロファイリングを依頼するために彼の元に向かうところから物語が始まります。

彼女は才色兼備。運動神経抜群で頭脳明晰。その上、美貌を兼ね備え、FBIや捜査現場でも注目の的です。レクターも彼女の美貌と誠実さにノックアウトされ、最初は捜査協力に否定的でしたが徐々に彼女に心を開いていきます。

しかし、非の打ちどころがないと思えた彼女にも実は弱点がありました。

それは少女時代に住んでいた牧場で起きた悲しい出来事がトラウマになり、弱い自分を隠すためにそして、弱い人々を守るために捜査官になったという事実が明らかになっていきます。そこにクラリスの魅力があると思います。Twitterではよくツイートするのですが私がキャラクターに惹かれる最大の要因はギャップです。ここにクラリスというキャラの魅力が詰まっています。

3.映画最凶クラスの強敵 ハンニバル・レクター

上記でも述べましたがこの作品のキモはやはりレクターでしょう。

彼は天才的な精神科医で人心掌握術に長け、巧みな話術と洞察力で瞬時に相手の心に入り込む策略家でもあります。それを利用して彼は自分の手を汚すことなく、数々の犯罪に手を染めてきました。それだけではなく、その才能もFBIに注目され、獄中の中から捜査官にアドバイスするという立場にもいます。

彼は目的のためなら手段は選びませんが自分に対して敬意を表してくれた相手や心の内をさらけ出して本音をぶつけてくれた相手だけは心を許し、協力する紳士的な一面も兼ね備えているところも極悪人ではありますが人間らしい部分が少しは残っているんだなぁと思いますし、続編のハンニバルではその要素が存分に発揮されていくことになります。