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【本編感想&考察】仮面ライダーゼロワン第36話「ワタシがアークで仮面ライダー」【悪のラスボスライダーアークゼロ参戦】

皆さん。こんにちは。特撮最前線です。

ついに仮面ライダーゼロワンも最終章へと突入しました。

今回のエピソードで私が特に印象に残った点や今後のゼロワンの展開を予想していきたいと思います。

1.友達型AIのアイちゃん登場

今回初登場となったのが友達型AIの「アイちゃん」です。

従来のヒューマギアは人型ですが人型のヒューマギアよりも話しやすそうな雰囲気を出したいという或人の意向で博士型のヒューマギアである博士ボットの協力を得て完成しました。

声を担当してるのは引用のツイートでも説明した通り、声優のM・A・Oさんです。海賊戦隊ゴーカイジャー時代では市道真央さんとしてレギュラー出演、更に宇宙戦隊キュウレンジャーではラプター283の声も担当。更に近年は騎士竜戦隊リュウソウジャーでは騎士竜チビガルーの声を担当しました。意外なことにM・A・Oさん、仮面ライダーシリーズの声のレギュラー出演は今作が初です。

近々、プレバンで関連商品が出そうなそんな予感がします。

なんせ最近、プレバン、とてもフットワークが非常に軽いので。

彼女の登場によって不破さんや唯阿のドラマも一気に進展しました。それは次の項目で説明していきたいと思います。

2.不破さんの新たな悩み

3クール目後半で不破さんはヒューマギアに襲われ、家族の命を奪われ、自分も死にそうな目に遭った壮絶な過去がすべて偽りのものと知り、そのことからシューティングスペシャルでは自分のアイデンティティに悩む物語が展開され、更には本当は自分の人生がごく普通のありふれたものであったことに気付きます。

普通、そこは喜ぶべきポイントでしょう。しかし、不破さんにとって別の悩みがありました。今更どんな顔をして家族に会いに行けばいいか彼はそこに悩んでいました。

上記で説明した通り、アイちゃんのアドバイスから彼は家族にバレないように遠くから彼らの今の姿を確認しようと出かけたのです。

今回の展開でバトル面以外ではこの不破さんに関するドラマがお気に入りです。

家族と久しぶりに会った不破さんの表情はとても幸せそうな表情でしたし、何よりも彼の父がギャグが好きであることが不破さんの性格に大きく作用していることもわかりました。こういうキャラに深みを与える設定は私自身好きなものが多いです。ギャップで見せる面白さというかそこが不破さんの好きなところでもあります。

その中から生きていくうえで普通であることがどれだけ恵まれているか大切かであることを悟った不破さんの表情もお気に入りです。

3.唯阿の過去の言動から見えた今回のドラマ

アークを倒すために滅亡迅雷の4体の幹部ライダーを揃えようと画策していた唯阿は滅亡迅雷を裏切った迅と協力してアークゼロの討伐を開始します。しかし、力の差は歴然。あっという間に2人は敗北してしまいました。

唯阿のおびえ切ったこの表情からしてアークゼロと戦闘する前からその勝負は決まっていたようなものでした。アークゼロから放たれた殺気は唯阿の表情を凍り付かせ、更には怯えさせるほどものだったのです。

彼女の今までの言動を振り返ってみると彼女は自分よりも強い者や目上の存在に対して理不尽な命令や言動に対して強い恐怖心があるようにも感じられます。

第2部のお仕事五番勝負編ではそれが顕著に見られ、天津に対しては脳内のチップを埋め込まれていたことで彼に服従するしかなかった期間を振り返ってみても納得の設定です。

自分と迅の計算ミスによってアークゼロを完全復活させてしまったことを激しく悔やむ彼女に対して或人や不破さん、イズが優しく励ますシーンも印象的でしたがそれに今後、アイちゃんが大きく絡んでくるようです。劇的な復活を遂げ、アークゼロにリベンジを果たしてほしいなぁと思います。

4.圧倒的強さを誇るアークゼロ

総集編放送期間中に情報解禁になった仮面ライダーアークゼロ。

声を担当するのは声優の速水奨さんです。イケボかつ優雅と余裕感を醸し出す演技は仮面ライダーシリーズの悪の首領ポジションにピッタリではないかと思います。ロボットアニメなどでは主人公や主人公のライバルキャラなどの印象が強いです。

アークゼロの恐ろしい点は一度、ゼロワンたちに倒されてもベルトの装着員を別のヒューマギアに変えることで何度も復活が可能なことです。

その長所を今回は利用してゼロワンをあっという間に窮地に追い込む展開からも純粋な戦闘力の高さというよりも生存能力の高さと次なる作戦を瞬時に立案する人工頭脳としての計算力の高さの手強さを感じました。

更に色んなライダーと戦うことで今後、アークゼロが更なる進化を遂げることは間違いないでしょう。

この感じは過去の仮面ライダーシリーズを思い出してみると…

戦兎(ビルド)や万丈(クローズ)たちに憑依してはピンチを脱出してきた仮面ライダーエボル(エボルト)、設定やベルトそのものがそのキャラクターの意志そのものであるゴルドドライブ、更には咄嗟の機転の良さでエグゼイドたちを窮地に何度も追い込んだ檀正宗が変身した仮面ライダークロノスなどを思い出すまさに大森東映メインP作品に終盤大活躍した悪の仮面ライダーたちの設定の総決算的存在なのです。

5.どうなる?今後の仮面ライダーゼロワン

ついに今回のエピソードで第3クールが終わりました。長きにわたるZAIAエンタープライズとの戦いは終わり、アークゼロ編に突入。例年通りならば残すところ、あと12話から13話というところでしょうが今年は異例尽くめなことが多かったため、どうなるか私自身、今もわからない部分の方が圧倒的に多いです。

しかし、今回の展開や最近の展開を総合するとわかっている点がいくつかあります。

それはゼロワンたち飛電製作所に所属する仮面ライダーVSアークゼロ率いる滅亡迅雷.net、更にそこに飛電インテリジェンスの社長となった天津が絡んできて三つ巴になりながらアークゼロの弱点を探して攻略を繰り返す展開が続くのではないかと予想できます。

その裏付けは4の項目でも説明しましたが大森東映P担当ライダーの過去の作品の終盤の展開を思い出してみても明らかです。

その突破口のカギになるのは情報解禁に先日なったあのフォームだと思うんですがこの件に関してはまた別の機会に詳しくやっていきたいと思います。

ここまで読んで頂きありがとうございました。今回はいつもよりちょっと長めになりました。完全新作新章突入ということもあり、いつも以上に気合が入りました。ボリューム満点だったのではないかと思います。