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中国であった何とも言えない話①

中国で日本人と接して色々な話を聞きました。
その中で、なんとも言えない話があったので書いてみようと思います。


中国にいた時にひょんなことから、中国で長く日本語を教えている先生と飲みに行くことになり、中国の大手日本語学校の話になりました。
彼もその学校で指導していた経験があり、少し副業でも出来たらななんて甘い考えもあったりしたもので。

その日本語学校は、私が大学で教えていた学生も通っていた者もいたり
日本人留学生のアルバイト先にもなっていたりします。(本当は留学生のアルバイトはダメなはずなのですがそこは中国です笑)

飲みながら話していると
私 「指導はどうなんですか?」
相手「好きな時間に受講できると謳ってるけど、進度が早いのでついてこれないと悲惨ですね」
私 「社会人や趣味で学ぶ人もそうなんですか?」
相手「社会人や趣味など細かくコースを分けてないですね」
私 「いい加減なんですね」
相手「受講料は10万元とか聞きました、高いですよね」
などと話をしていました。



すると、突然


相手「SFTMさんJLPT保証コースっていうのもあるんですけどわかります?」
私 「試験対策コースってことですか?」
相手「いいえ、対策じゃないです」
私 「どういうことですか?」
相手「合格完全保証なんです」
私 「不合格だとキャッシュバックされるとかですか?」
相手「いいえ完全保証なんです」


・・・・・・しばらく考える


私 「なるほど、そういうことって訳ですね」

そう、つまりそういうことです。
それが替え玉なのか、カンニングなのかは私にはわからないですが…

その後も話は続き、
相手「昔はよく韓国人留学生がHSK(中国語検定)の級を買っていたものですよ。HSKはまだ期限があるからいいんですけどね、JLPTは期限がないからなあ」
私 「私も、ボランティアで研修している時に、中国人と韓国人のJLPTは信用するなと教えられたました。合格していても話せないやつザラだからと」
相手「そうですね、自己紹介すらまともに出来ないN1合格者とかいますからね」


てな話になり改めて、JLPTだけを鵜呑みにしてはいけないなと感じた次第です。

思えば私が、中国で教えた大学ではどちらでもカンニングをされました。
2回ほど、補助の試験官が来れないことがあり1人で試験官を行ったのですが、ものの見事にこの時はやられました。
がっつりスマホを見たり、後ろの席の学生に見えるように答案を机の端に置いたり……
一人で試験官をやっているので、現行犯で捕まえたり、注意などは容易ではなく…
そのまま、許される範囲で多めに平常点を差っ引いて自分の心を保ちました(笑)

試験だけは軽くトラウマになっています。

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