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再び天空のイースへ【 イースⅠ・Ⅱ エターナルストーリー 】(PS2)

もう一度最初の冒険を

去年のイースⅧから始まったイースマラソンも残すタイトルは少なくなってきた。
そろそろ最新作「イースX -NORDICS-」を遊びたいが、はやる気持ちを抑えその前に初代「イースⅠ・Ⅱ」をファルコムが2001年にWindowsPC向けに直々にリメイクした「イースⅠ・Ⅱ 完全版」を遊んでおきたい。
そんなわけで、相変わらずパッケージが大きいPC版を購入。ブックレットやOVAのDVDまで入った豪勢なボックスを購入して、いざプレイしようとしたが、正常に動かなかった…ので、今回は同内容で追加要素が入ったPS2版を遊ぶことにしました。

そんな本作「イースⅠ・Ⅱエターナルストーリー 」は2001年に発売されたWindows版「イースⅠ・Ⅱ完全版」に、デジキューブが2003年にボイスなどの追加要素加えて販売したゲームだ。

久しぶりのフレームのあるイースだ!

リメイクにふさわしい出来!

ストーリーの大筋は基本的に前回遊んだPCエンジン版「イースⅠ・Ⅱ」と変わらないけれど、グラフィックは大幅に進化して美しいドットグラフィックを味わえるほか、演出もかなり凝っている。こりゃ完全版というのにふさわしい出来だ!

ちなみに今回のアドルはちゃんと(?)打ち上げられている。
もちろんドギ(CV:楠見尚己)も登場!フレームを飛び出してる!

ダンジョンの構成や謎解きなどは地形などは一部を除いてあまり変わらず、純粋なグラフィックと演出の進化が面白い。またセリフなど細かな部分は変わっており、女神レアの無茶振り感は無くなっていました。
また発売は本作より後だけど、時系列的には本作の700年前にあたる「イース・オリジン」を遊んでいると、ダレスやザバなどの苦戦した悪役の登場や、さまざまなところにこの物語の深さを感じられるようになったのも嬉しかった。やはりオリジンは遊んでおいてよかった…。

後半のイースⅡでは相変わらず複雑なダンジョンに今回も苦しめられました。思えばイースシリーズで一番苦しかったのはイースⅡなのかもしれない…。

イース・オリジンを遊んでいると、このレアのセリフもなかなか深みがあるね。
本作の強敵は気が遠くなるような複雑なダンジョンの構造。
(今回は攻略サイトの地図を見てなんとかクリア)

戦闘面では往年の見下ろし式イースだけど、今回はアドルがスピーディに走ってくれるおかげで、半キャラズラしの攻撃のほか、相手の攻撃モーションの隙を見て背後から攻撃して大ダメージを与えることが出来るので、見た目は似ていても戦いの幅は広がっている。またアナログスティックとの相性も抜群でレベル上げだけなら片手で遊べてしまうので快適だ。
そしてボス戦もイースⅠは優しめだが、イースⅡのボスは相変わらず強敵揃いで歯応えバッチリ。やはり謎解きの如く相手の弱点を探って遊ぶのは楽しいね。

ただ本作は良くも悪くもそのままの形をなるべく維持したリメイクなので、個人的に「イースⅠ・Ⅱ」を最近クリアしたばかりなのもあって、同じリメイク作である「フェルガナの誓い」や「セルセタの樹海」に比べるとあまり新鮮味や驚きがなかったのは少し残念でした。

そんなわけで、本作はあまり改変しない方向の真面目なリメイク作となっており、ここからイースを遊び始めても全然OKな作りのゲームでした。

こいつに何度やられたか…
追加要素であるギャラリーモードを司る二人の天才芸術家。
CVは声優ではなくタレントということもあってなかなか凄いぞ。
なぜこんなキャスティングになったんだ…。

そしてアドルは次の冒険の地へ向かう…。
行き先は北の海「オベリア湾」、ついに最新作「イースX -NORDICS-」を遊ぶ準備が整ったのだ!


DATA

イースⅠ・Ⅱエターナルストーリー
発売:デジキューブ
開発:日本ファルコム、マイケルソフト
対応ハード:PS2
発売年:2003年8月7日
ジャンル:アクションRPG


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イース・オリジン(PC)

本作より700年前の物語。二人の女神、六神官などの物語はここからはじまる。本作を遊ぶとイースⅠ・Ⅱの世界観がさらに深まり楽しめる。
特にレアに関するイベントは本作を遊ぶと印象はガラリと変わるぞ。

イースⅠ・Ⅱ(PCエンジン)

ハドソン開発のPCエンジン版。思えばこちらもリメイクと呼べるかもしれない。


映画鑑賞と積みゲーの資金となります…たぶん